言葉を尊ぶこと。
「言葉」ってむずかしい。
こどもの頃、物心ついたころから、周りの友達に対して『今私の頭に浮かんだ「言葉」を口にしたら、相手はどう思うか』を考えた上で、相手の顔色を想像して、勝手に相手の言葉を解釈して、言葉を発していた気がする。
思ったことをそのまま口にせず、頭の中で考えて、その結果、これが相手にとっていいだろう、という言葉を届けるという作業を友達にしていた気がする。
ぶ厚いフィルターをがっつりかけた状態でいつも、人と関わってきたんだと思う。そのフィルターで私の素直な感情の言葉を誰にも届けられなかったんだと思う。心を誰にもさらすことなく、いいとこだけ見せて、人とかかわってきたんだと思う。
結果、人見知りな性格とあいまって、5~6名であればその輪に入れていたけれど、2人とか3人、となると、輪に入れてない自分がいて、今もそう。
なんでだろうと考えてみると、人に嫌われたくないとか、裏切られたくない、みたいな感情が強くあったんだと思う。
それをとても恐がる自分がいて、今もそう。
でも、私も少しは大人になり、ちゃんと自分の言葉を伝えられる人にも出会った。
私が自分の言葉を伝えられるようになったその人は、それでもなかなか上手に言葉で伝えられない私に、いつでも本音を包み隠さず、いいこともそうでないことも、まっすぐ正直な言葉でちゃんと届けてくれるので、本当にありがたい。
こどもの頃から、周りの人たちにフィルターをぶ厚くかけすぎた反動なのか、ご両親さまには、フィルターを通し忘れたので、それはそれはもう大変なことばかりで、本当にに本当に本当に心から申し訳なく思っている娘は、そのすまぬ、の気持ちを、やっぱりまだ言葉ではちゃんと伝えきれていないけれど、心では大猛省していて、日々、目には見えないけれど、それを改善しようと、どうにかしようと、奮闘中。
言葉ってむずかしい
けど
言葉は大切にしたい
言葉を尊ぶことの大切さを、また教わることができた日。
ありがとう。
というひとりごと。
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