アウトドアを快適に過ごす
こんにちは。
三重大学3年生ののまです。
前の記事でも書きましたが、今年度の自然環境リテラシー学実習では、インストラクターとしてリーダーの子らや受講生の子らをフォローする役割を務めています。
今回の実習第2回ではトイレやお風呂のない座佐の浜での1泊2日のキャンプツーリングを行いました。
今回の記事では、リテラシー実習やその他のキャンプツーリングに何度か参加していくうちに自分なりに編み出した、お風呂やトイレがない環境下で快適に過ごすための方法や、夏場夜寝る際にあると便利なものなど、アウトドアでのQOL向上のための工夫についてご紹介できればと思います。
身辺をできる限り清潔に保つもの編
・水のいらないシャンプー
薬局などに売っています。これで頭皮をスースーさせてから毛先を軽く水で流すとかなりスッキリします。
・汗拭きシート
・霧吹き
肌に少し多めに霧吹きした後に、タオルなどで拭きとってつかっています。使える水の量に限りがある場面で便利で、洗顔や、トイレの際にも使えます。
・デリケートゾーン用シート
薬局などに売っています。
・生活水用500ml〜1リットルペットボトル
どうしても頭から水を被りたい時などに使います。普通に流すと水が足りずちゃんと洗えないので、普通のペットボトルの蓋とは別に3つほど穴を開けたペットボトルの蓋を用意し、使う時はその蓋に付け替えて使用しています。
↑ペットボトルの蓋に穴をあけたもの。
私は包丁を使いましたが、錐などで開けた方がいいと
思います。
・アルコールシート
思っている以上に手を綺麗に保つのが難しいので持っておくと安心です。
夏場、夜寝る時にあると眠りやすいもの編
・持ち運び扇風機
周りの迷惑にならないよう、音の小さめの固定できるものや、自立するものがおすすめです。
・アイスパック
パキッと割ったら冷たくなるもの。タオルなどに包んで首の下にひくと気持ちいいです。
あると心に余裕ができるもの編
・フェイスパック
その日の日焼けもなんとかなる気がしますし、なにより手が汚いかもしれない状態で顔を触らなくて済むので気楽です。また、乳液や化粧水を持っていくよりも意外とかさばらないのでおすすめです。
・消臭剤
小さめの容器に詰め替えて持って行っています。服の匂いが気になる場面だけでなく、何泊もしているとテントや寝具の匂いも気になってくるのでそういう時も使っています。
・予備の肌着
汗をかいて匂いが気になるという場合、肌着や上のシャツを変えるだけでかなり匂いが抑えられます。
荷物に余裕がありそうでしたら、ぜひ持っていってみてください。
・濡らすと冷たくなるタオル
濡らして振り回すと冷たくなるもので首に巻くとかなり涼しいですし、首の日焼け対策にもなります。スポーツ店やホームセンター、百均などにも売っています。
アウトドアで生理になった際にあると便利なもの編
・タンポン
海の上が長く、頻繁にナプキンを変えれないので必須です。初めてアウトドアでタンポンをつけるのは大変なので、事前に付けてみるか、動画を見ておくと安心です。
・スポーツ用ショーツ
タンポンの上から履くとさらに安心です。
・デリケートゾーン用シート
これがあるだけで生理中の不快感がかなり軽減します。
・膣洗浄ジェル
薬局などに売っています。泊数が長い際は使用しています。
・ラップ
出たゴミをラップで巻いてからゴミ袋に入れるとかなり匂いが抑えられます。私は1番小さいサイズのラップを箱から出して持って行っています。
・ゴミ袋
通常の黒いの+ジップロックで完全密閉しています
また、少し話はずれますが、生理痛についても少し触れたいと思います。
普段、カヤックに乗る際酔い止めを飲んでいて、生理の際は痛み止めを飲んでいるという人はそれらを併用することはできないので、どちらかに絞らなくてはいけません。
服用する薬については人それぞれ程度の差があるのでどちらを優先するか一概には言えませんが、私は普段、出艇前から痛みがある時は痛み止めを飲みますが、そうでない時は酔い止めを優先して飲むようにしています。
少しでも不快感を軽減する工夫編
・テントを平地に建てる
夜寝る際に斜めの状態なのは思っている以上に寝づらく、次の日に悪影響を及ぼしかねません。浜に上陸した後は、すぐにテントを建てたくなるのは分かりますが少し歩いてみて、できる限り平地の場所を探してテントを建てるのが良いと思います。
↑斜面に多くのテントが立っていますが、
もう少し上や向こう側にはいい感じの平地があります。
・足を綺麗に保つ
夜寝る際、髪や体が濡れている状態のままでいることや、お腹が空いているなど様々な不快感の原因がありますが、私的に一番不快感を覚えるのは足が汚れていることです。
なので、まず浜についたら足を洗い、靴をサンダルに履き替えます。砂浜で泊まる際はサンダルを履く前に清潔な靴下をはいて砂が足に直接つかないようにしています。また、テントに入る前は足を流すなどして絶対にテントの中に砂を持ち込まないよう徹底しています。
・物を乾かせる場所を作る
次の日も使用するものであるならもちろんですが、もう使わないものであっても濡れたままで持ち運ぶのは重たく、面倒なので、できる限り着ていた服などは干すようにしています。
テントの上に服を置いて洗濯バサミで止めていてもある程度乾きますし、木などが有ればロープを張って服を干せるようにするとQOLが上がる気がします。
↑ロープを張る際に便利なもやい結びの方法
アウトドアではこの結び方はよく使います
・虫をどうにかする
夏のキャンプの敵、虫。
どう頑張っても虫はいますが最低限テントの中だけでも虫のいない空間にするために、テントを建ててすぐにテントの中に殺虫剤を撒く、テントに入る前に全身を払って虫を入れないようにする、またテントの入り口を確実閉めるなどして、虫対策を頑張っています。
最後に
長々と色々書きましたが、全て自己流でまだまだ改善点もありお役に立てるものではないかもしれませんが、もし今後カヤックツーリングやキャンプ、また災害時など、トイレやお風呂がない環境下で困った際は、この記事のことを思い出していただければと思います。
また、アウトドアは不自由を楽しむもの、と言われていますが、不自由と不快は別物だと思うので不自由の中でもできる限り快適に過ごせるよう、皆さんも自分なりの方法を色々試して見つけてもらえればと思います。
↑本文にはあまり関係ありませんが、第2回で一番好きな写真。熱中症対策のために水を浴びる人たち。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。