ヨーロッパ周遊に便利！ユーレイルパスのセール購入から設定して利用までの流れを解説
🟨「卒業旅行でヨーロッパ周遊」をしてみたかったなというあこがれ
学生時代は海外旅行に全然興味がありませんでした。
社会人になり、観劇をきっかけにヨーロッパへ足を踏み入れます。
長い休みは取れなくて弾丸旅行多め。
帰りの飛行機の中で
「もうお休み終わり…」
「学生時代にもっと旅しとけばよかった～」
と思うことも。
もし学生時代に長期旅行が実現していたなら？
「ユーレイルパスを使ってヨーロッパ鉄道旅行」
をしてみたかったなと思います。
鉄道の旅が好きだと気づいたから。
学生時代なら時間はあるし、ユーレイルパスのユース料金が使えたから。
🟨ユーレイルパスとは？
ヨーロッパの鉄道乗り放題周遊券です。
島国に住む日本人の私は、外国へ陸続きで電車移動できるなんて不思議な感覚だな～と初期のころ思っていました。
移動は簡単ですが、鉄道会社や切符の制度は国によって違うので調べるのは面倒です。そこで活躍するのがユーレイルパス、一枚のチケットでいろんな国の鉄道に乗り降りできます。
ユーレイルグローバルパス
ヨーロッパ33ヵ国を自由に鉄道で周遊できます。
ユーレイル1ヵ国パス
1つの国や地域内をじっくり周遊したい人向け。
ヨーロッパ外に住んでいる人が使えるのがユーレイルパス、ヨーロッパに住んでいる人が使えるのがインターレイルパスです。
33ヵ国ってどこ？
サイト内を見回しても具体的に国名は列挙されてません(←見逃してるだけかもですが）。でも地図を見るとほぼカバーされてるので気にする必要はなさそう。
東はトルコまでカバーしてるんですね～
会社はオランダにあります。
🟨ユーレイルパスのすすめ
こんな方におすすめ
・卒業旅行に。27歳以下ならユース料金
・長めのヨーロッパ周遊旅行
・ルートが具体的に決まっていない、あるいは決めずに自由に回りたい
・チケットシステム、言語、運休時の対応などが不安
反対に「社会人が3連休に有休をつけたして1週間程度で観光」(←私のこれまでの旅行)であれば、パスはもったいないと思います。
【参考例】早割は安い！
ドイツ鉄道 フランクフルト→ケルン
当日(1月29日)10時半頃のICE 2等約50ユーロ～
1ヵ月先の同じICE 2等約18ユーロ～
パスは安さを求めるというより自由度を求める人向けです。
🟨ユーレイルパスをセールで購入
2024年7月に実施していた20％オフのセールでユーレイルグローバルパスを買ってみました。
セール大好き✨
ふだんの大人料金を見ると正直買おうと思いません。早割を買います。
セールなので買ってみようという気になりました。
今回は長めの旅行だったのと一度使ってみたいという憧れもありました。
🟨ユーレイルパスのセールについて
年に2～3回セールをしている印象です。
一番割引が大きいと感じるのは11月後半～12月頃のブラックフライデーセール。2024年は25％引きでした。
私が買ったのは2024年7月のセールで20％引き。
夏は定価でも売れるでしょうから「秋以降の旅に利用可能」という条件付きのセールでした。
「ブラックフライデーに買っても冬しか使えないのでは？」
有効期間は長いので大丈夫です。
ユーレイルパスの利用開始手続きは、購入日から11カ月以内にすればOK
11月末にセールで買ったとしても次の夏のヨーロッパ旅行にも利用できます！気になったら買っておくのもアリ！
(私もまた手が出そうになりましたが思いとどまりました😅 )
🟨一番安いパスでおトクさを検証🟨
ユーレイル４日パス ２等 通貨:ユーロ
通常料金と20％OFFセール料金
大 人 283 ⇒ 227
ユース 212 ⇒ 170
大人なら約9,100円、ユースなら約6,800円通常より安い。
ユースのセール料金は大人の通常料金から見ると40％も安い！
1ヵ国パスのジャーマンレイルパスは冬にセールをよくしている印象で、いま15％オフのセールをしています。(3月31日までの旅行限定)
私が一番欲しいのはスイストラベルパスのセールなんだけど、売れるからかあまりやってない印象です～～。
🟨ユーレイルグローバルパスの買い方
日本語で買えるので難しくありません。
デフォルトの通貨は米ドル。
変更は右上の三本線のマークをタップしてメニュー内から。
選択できる通貨は、米ドル、オーストラリアドル、カナダドル、ユーロ。
ヨーロッパ周遊旅行をするなら通貨はユーロ中心だと思います。
料金比較や予算管理などで混乱しないようユーロ設定がおすすめ。
メニュー内の「旅行の計画」にルートを入れてどのパスがいいかオススメしてもらうのもいいですが、「各種パス」内で選ぶ方が早いです。
旅行者の年齢と人数、1等か2等を選ぶと料金が表示されます。
【年齢と料金】
ユース 12～27歳⇒大人料金の25％引
大人 28～59歳
シニア 60歳以上⇒大人料金の10％引
大人1名、2等で料金を表示
デフォルトはユース1名になっています。
大人1名に変更したい場合、
先に大人の人数を「＋」で増やしてからユースを「－」でゼロにします。
有効期間内で好きな日に使用するのか(フレキシー)、連続で使用するのか旅程にあわせてパスを選びます。
🟨ユーレイルグローバルパス 大人2等料金表
ユースは75％、シニアは90％で計算してください
フレキシータイプの4日間パスなら、
開始日から1ヵ月以内のあいだで自由に4日を選んで鉄道に乗り放題です。
4日は連続でも飛び飛びでもOK
例えば、2月20日、2月25日、2月26日、3月2日など。
上のスクショ内の「詳細を表示」をタップするとさらに説明があります。
・モバイルパスならスマホにすぐに配信
・購入して11か月後までに使い始めればOK
・キャンセルは購入して7日以内なら100％払戻
7日を過ぎると手数料(10％または25ユーロの低い方の金額)が適用
・座席予約は含まず
※この後の購入過程で「払戻しオプション」としてPlusへアップグレード(7ユーロ)すると7日より後でも100％払戻しできます。
🟨モバイルパスか紙のパスか、送料などについて
モバイルパス 送料不要
旅行者の90％以上がモバイルパスを選択するようです。
送られてくるコードでアプリにパスを登録して使います。
紙のパス
送付先を選択すると送料が表示されます。
1月29日に「日本」を選んでみると
スタンダード配送（配送追跡サービス付き）20ユーロ
と表示されました。
パスの到着予定日は3月13日と出ました。
そんなにかかるの！？
私はモバイルパスを選択しました。
🟨アプリへの登録、アクティベート(有効化)の流れ
購入後、Eurailから届くメールにコードや設定方法が書いてあります。
Pass numberは数字とアルファベット6桁の組合せ
来年の6月までと有効化の期限も書いてあります
🟨アプリは「Rail Planner」を利用
ユーレイルパスというアプリはありません。
「Rail Planner」というアプリを使います。ややこしいな…
メールにApp Store と Google Playのボタンがあり、インストールできます。
🟨アクティベート(有効化)の流れ
✅ステップ１
Rail Plannerアプリ内の「My Pass」へ行きます。
(メール内にボタンもあります)
名字と6ケタのコード「Pass number」を入力。
✅ステップ２
旅行名をつけます。
フォルダを作ってタイトルに旅行名をつけるイメージです。
それにパスを紐づけます。
上の画像では「My holiday in France」と既に作られた旅行名がありますので右にチェックをつけるとその旅行にパスが紐づけられます。
まだ旅行名を作っていない場合はその欄には何もありませんので、その下にある「Create a new trip」をタップして旅行名を作ります。
30字まで。国旗の絵文字は4文字分消費(笑)
✅ステップ３
パスポート番号を入力。
旅行開始日を選択。
旅行開始日がまだ決まっていなければ決まってからでOKです。
アクティベートしていなくても予約は可能です。
（予約が必要な電車の場合)
※電車内で検札時にパスを見せる時などはオフラインでも利用できますが、パスのアクティベート時にはインターネット接続が必要です。
💡私が迷ったところ
この旅行開始日がトラベルデイ(パスの利用日)になってしまうのか？
⇒ 違いました。
パスの有効期間の初日のことです。
たとえば旅行開始日に2月10日と入れても2月10日が4日間パスの1日目としてカウントされてしまうことはありません。
2月10日から3月9日の1ヵ月の間に4日間利用できることになります。
トラベルデイは0/7でまだ使われていません
使用すると1/7、2/7・・・と変わり
四角にも色がつきます
🟨アプリの利用方法
メールには引き続き下のような画像入りでRail Plannerアプリの利用方法が説明されています。
使い方の流れ
✅ステップ１
「Planner」画面でルート検索
表示されたルートの中から乗りたい電車をタップ
✅ステップ２
ルートの詳細を確認し保存
その電車で良ければ下のボタン「Save journey」をタップ
自分が名前をつけた旅行(のフォルダ)に保存します
✅ステップ３
「My Trip」画面で旅行(フォルダ)から乗る便を選択
旅行名をタップすると保存した電車(ルート)が並んでいます
乗車前に乗る電車(ルート)のスライドボタンを右へスライド
画像のようにオレンジ色に変わります
※フレキシーパスの場合、その日の初回乗車時は「トラベルデイを1日分使用しますか？」と確認があります。この時はインターネット接続が必要。
✅ステップ４
「My Pass」画面から検札時にパスを見せる
「Show ticket」ボタンをタップするとQRコードが表示されます
車掌さんにQRコードを見せます
※本人確認としてパスポート番号を登録しているので提示を求められた時は一緒に見せてください。
🟨アプリの使い方TIPS
✅My Trip内に「旅行(フォルダ)」は複数作れます。
計画段階で「スイス旅行ルート案1」「スイス旅行ルート案2」などいくつかフォルダを作ってプランニングし、採用プランをパスに紐づけて使うのも便利です。
✅時間をずらして候補便をいくつか保存しておきます。
観光にどのくらい時間がかかるかわからない場合などは、いくつか電車を登録しておき、じっさいに観光が終わった時間に都合のいい便のボタンをスライドさせて乗車。
乗車しなかった他の候補便はそのまま残しておいてもいいですし、削除もできます。
最後に
旅行計画段階で使い方を調べていた時には「難しいかも？」とか「面倒かも？紙のパスの方が簡単じゃない？」と思いました。
でも実際に使ってみると難しくはなかったので心配不要です。
アプリ内をあれこれさわってみるのは面白かったです。
旅行記を書きながらまた思い出したことがあれば追記していきます。
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