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軽量化ではない!Optifineを使用するデメリットと代替MODについて

Optifine。Minecraftをやっている人の大半は知っているmodだと思います。

『軽量化MOD』としても広く知れ渡っているこのmodですが、軽量化の代償があまりにも大きいことでも有名です。

Modを愛するいちクラフターとして、Optifineはどうしても避けておきたい。
他のプレイヤーにも危険性をもっと認知してほしい。
というわけで、今回は備忘録としてOptifineのアレコレや代用品について話します。

Optifineを使用する代償について

Optifineってどういうmodなの?

Optifineは描画システムを変更するmodです。
軽量化modではありません。
そのほかにも、

  1. 光源を手に持つと光る

  2. ブロックテクスチャが繋がる(CTM)

  3. リソースパックの自由度を高める拡張機能

  4. シェーダー(影mod)を使用可能

  5. 課金でオリジナルマントを使用可能

そんなmodであるoptifine、実はこんなデメリットが。

1.他modとの競合が多い

描画システムを丸ごと変更するという仕様上、描画が凝っているMODとの相性が非常に悪いです。
描写がおかしくなるのは序の口で、ワールドが破損した!なんて報告も。
特に『描画の最適化』が曲者。

これだけはオンにしてはならない

有名どころのMODだと、黄昏の森やIce and Fire(ドラゴンmod)がOptifineを検知して警告を出したりします。(サムネイルのやつ)
そのくらい多数の被害が出ているmodです。
そして、この事案をさらに悪化させているもう一つのデメリット。

2.ソースコードが公開されていない

ソースコード、いわゆる『どういうプログラムで動いているのか』が公開されていません。
どんな仕組みで動いているのかがわからないので、MOD開発者もどうバグを治せばいいのかがわかりません。
『バグ報告する前にOptifineを抜け』というのはこれが理由。
ではなぜ公開されていないのかというと、Minecraftの利用規約(EULA)に反する内容のコードが含まれているから、だそうです。
公式から黙認されている以上、これについては何も言えませんが…

3.外部ランチャーから直接DLできない

Curseforge AppやGDLauncher、PrismMCなどといったMOD専用ランチャーは対応する配布サイトから直接MODをダウンロードすることができます。
公式ランチャー…???

しかし、Optifineは専用サイトからダウンロードする必要があり、手間です。
さらに、ダウンロードする途中で悪意のある広告を踏む危険性があります。
(Forgeインストーラーも同様)

4.大して効果がない

軽量化として知れ渡ってはいるものの、それは昔の話。
今ではOptifineより軽量化が期待できるmodがいくらでもあります。
特殊な場合を除いて(後述)、ただ軽量化するだけならOptifineを使うメリットがほぼありません。

Optifineの代わりになるMod

Optifineのような軽量化は最近どんどん増えてます。

Fabric 1.16+

突然現れた期待の超新星、Sodium
ほとんど競合を起こさずに軽量化することができます。
Lithium、Phosphor、Ferritecore、その他拡張modと組み合わせれば効果絶大。
Irisも導入すればシェーダーも使用できます。
さらに…

  • Entity Texture Features

  • Entity Model Features

  • CIT Resewn

  • CTM/Fusion

  • Animatica

も導入すれば、Optifineのみ対応だったリソースパックの要素も使用可能。

「でもこれFabricじゃん、大型MODとかで使いたいのに~」
とお思いの方。ご安心を。ちゃんとポートされてます。

Forge 1.16+

SodiumのポートとしてEmbeddiumが存在します。
他の代用modとして

  • Lithium→Radium/Canary

  • Phosphor→Radon/Starlight

  • Iris→Oculus

があるので、こちらでもFPS面では困りません。
ただ、リソパ関連の要素はまだ充実していない模様。

2024/02/29 追記:上記modのForge対応版も一応あるみたいです。

Forge ~1.12.2

古いバージョンで遊んでいる人にもおすすめの軽量化まとめです。

1.12.2

CensoredASM 等
こちらの記事に載っていたものがわかりやすかったので共有。
不安定なので導入の際は注意。
https://red-studio-ragnarok.github.io/Opticraft/

追記:CensoredASMにはフォークとしてNormalASMFermiumASMなどがあるので、相性が悪かった場合は試すのも手。

Cleanroom MMC & Vintagium

Embeddiumが1.12.2に移植されました。しかもJava21で動く。
CensoredASM等と共存でき、FPSが格段に向上します。
導入方法がややこしい上、まだ開発段階なので競合も多いですが…

本体
https://github.com/CleanroomMC/CleanroomMMC

Vintagium
https://github.com/Asek3/sodium-1.12

Mod間での競合の修正
https://github.com/CleanroomMC/Fugue

2024/02/29
追記:解説動画が上がっていたので共有。
https://www.youtube.com/watch?v=FYEih-n9uQw

1.7.10

Angelica
Sodiumの1.7ポートです。
https://github.com/GTNewHorizons/Angelica

最低限のフォロー

ここまで長く語ってきましたが、必ずしもOptifineを導入するのはダメ!というわけではありません。

Optifineは大して効果がないとは書いたものの、ローエンドのPCならそれなりに軽量化してくれます。
まだ1.12以下のパージョンではCIT等やシェーダーを扱えるmodがOptifineくらいしかないのと、競合の問題もバニラの補助として導入する分には特に影響はないこともあり、まだまだOptifineの出番はあるといえます。
さらにOptifineの開発者はワンオペで開発していたりと大忙しです。

どれだけOptifineがひどいmodでも、過度な批判は控えましょう。
Optifineの開発者やそれを愛用しているプレイヤーを傷つけてしまいかねません。アドバイス程度に留めておきましょう。
最も、私が言えた口ではないですが…

以上のメリットとデメリットを把握した上で、皆さんの判断で導入するかしないかを決めていただけたらなと思います。


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