卵子凍結体験記(4/6)採卵2日前~前日
【ホルモン注射による疑似PMSに注意】
前回記事にも少し追記したけど、改めて。
4月頭の某日、ちょっと自分で手に負えないレベルのメンヘラを発症して(どうしようもなくて1日半くらい寝込んだ)どうした自分まだ全然大丈夫じゃないじゃないか、と不安になっていたのだけど、もしやと思って日記と投薬スケジュールを照らし合わせたら、刺激強度を上げての自己ホルモン注射3日目だった。あああ、あれは盛大な疑似PMSだったのか!
やだ、不妊治療をしている人のブログとか読むと、ちらほらそんな体験談があるじゃないか。中には「夫に人が変わったと言われた」という位まで情緒不安定になる人もいるらしい。
なるほど・・・よーく、分かりました。
仕事を辞めたことである種のストレスからは完全に距離を置いた日々を送っていて、その思わぬ副産物として月のサイクルによるわずかな精神的な不調をすぐにキャッチできるようになったのだけど、それによると、私は普段のPMSはそんなにひどい方じゃない。人に迷惑をかけない程度に、細かなことが気になってややイライラする程度で済んでいたのに、これはどうしたことかと思ったのよね。
まあ、まあ、一度に大量卵胞を育てるのは卵子凍結固有のことだから、恐らく今後は大丈夫、多分外から供給してこんなにもいきなりホルモンバランスが変わることはないだろう。あるいは今後は心の準備ができる、はず。原因が分かってほっとした。
いや、でもさ、やっぱり本件によって「仕事しながらの卵子凍結はハード」にもう一票、だよ、これ。こんなん、営業職なんかしながらやってたら多分事務所どころか私取引先で、泣く(さすがにそれはやったことない)最低限の防衛線を余裕で突破する勢いで発狂した。無理。
私、実際、周りの人に迷惑かけたし。ほんと申し訳ない。
これ、予めそういうことになるかもって心の準備があればもう少しは対処可能だっただろう。頭の中で因果関係が繋がっていなかったので、本当に困惑した。自分のためにも周りのためにも、こういう可能性も予め把握しておけるといいよね。もし自分が医者だったら注意喚起するかも。うむむ。
【採卵2日前は30分刻みのスケジュールで投薬をする】
さて本題。そんな感じで心身ともに発狂しながら(苦笑)ホルモン自己注射と排卵抑制剤を7~10日ほど摂取した後、私の選んだクリニックでは採卵の2日前に「卵胞の仕上げ」をする。
前日じゃなくて2日前なんですね~。
もし働きながらトライするという猛者がいても、この日だけは残業ダメ、絶対。
ちなみに私の第2ラウンドの時の2日前投薬スケジュールは以下の通り。
・朝 錠剤2種類
・午前中 注射
・夕 錠剤3種類
・22時 点鼻薬と注射
・22時半 点鼻薬
・23時 点鼻薬
ここへ来て初登場したのが「点鼻薬」。点鼻薬~??鼻水を止める以外に使ったことがない。なんで鼻なんだろう。でもこれを指定時間通りに摂るのがとても大事なんだそうだ。タイマーをセットして、正確にスケジュールをこなしていく。
注射の内容も、第2ラウンドの時はこの日だけ違っていて、少し薬液を作る勝手も違っていた。
なお、どのくらい頑張って卵胞を多く採るのかによって刺激強度が変わるので、採卵前々日の投薬時間や薬剤の内容は第1ラウンドと第2ラウンドでやっぱりちょっと変わっている。
この頃、体感は…もう既にだいぶ仕上がってきている(笑)ので、このプロセスを経たからといってすごく変化を感じるというようなことはなかったかな。まあでも、2日前くらいになるとお腹と胸の張りはパンパン。なんていうか、ちょっと身体を折り曲げにくいレベル。もしかしたら普段より妙に姿勢が良かったかもしれない、私。
【採卵前日は、基本健診の前日と同じ】
そんなことで一番スケジュールに気を遣うのは私の場合は採卵2日前、前日は、朝晩の服薬のみ。
で、前日の夜は、健康診断の前日と似たようなスケジュールで、絶食絶飲が必要。
これは、私が全身麻酔のオペを選んだため。麻酔中の誤嚥を防ぐためとのこと。
ちょっと不思議なんだけど、採卵、麻酔なしか全身麻酔の二択だったんだよね。
局所麻酔じゃダメなのかな?このへん、ちょっと知識不足でよく分からず。
ここで突然のややビビりを発動して、好奇心のほうが負けた。全身麻酔を選択。2回とも。
ということで、前日はおとなしく21時前に食事を済ませ、24時以降は水も飲まずに、就寝。1回目の採卵前日は、やはり緊張していたのか全然眠れなかった。
2回目採卵前日は、一緒に過ごしてくれた人のサポートもあり、滋養たっぷりの食事を摂った後、ぐっすり熟睡。慣れってすごい。
翌日はついに!採卵の日であります。続く。