
詰め放題をしたいわけではなく…
ボクは買い物をする時、たまにミスをする。
それはレジ袋の大きさ。
袋の大きさを考えておらず、
買ったものが入りきれない時がある。
大きいレジ袋を持って出かければことは足りると思うが、なぜか小さい方の袋をポケットに入れてしまう。
ちなみにエコバックはスーパーへ行く時、ポケットに仕舞えないのでレジ袋にしている。
※レジ袋は大小1枚ずつしか持っていない。しかも破れるまで使いきるというエコっぽいマイルールを自分へ課している。レジ袋を使ってる時点でエコではないかもしれないが…
たいていは小さいレジ袋でも入り切るのだが、そうでない時が困る。
そもそもボクは買い物がヘタだ。
スーパーへ行ってからしか、その日に必要なものを考えられない。
(ちょくちょく買い忘れするので、最近はメモ帳に買うものを書いている)
だから前もって、買い物の量がどのくらいになるか予測できない。
そうするとスーパーで食品やら調味料やらが不足してると気づいた時は、結構な量になってしまう。
(こういった記憶だけはあるのが不思議ダ)
そんな時、レジ袋が小さいと困る。
ピンチである。
会計を済ませた買い物かごとレジ袋の大きさを見比べ、「入りきらないかも…」と弱気になる。
が、そんなことは言ってられない。
「何とかする!」とすぐに気持ちを切り替える。
重たいものから順に入れていく。
牛乳に豆腐に野菜類。
その上に納豆やバナナやチーズ。
一番上に食パンやスナック菓子を入れるが、どうやってもレジ袋からあふれる。
どうにかならないものは、所詮どうにもならないのだ。
レジ袋を買えばいいのだが、お客さんが並んでいるとどうにも気が引けて店員さんに声をかけることができない。
それならレジに並べばいいと思われるかもしれないが、その間、袋詰めする台に置いたレジ袋とカゴはそのままとなる。
一時的に台を占領してしまうので、会計を済ませたほかのお客さんの迷惑になるし、気になって仕方ない。
だから結局、レジ袋は買えない。
(ちなみに袋詰めする台をサッカー台というそうです。これ書きながら調べた)
ならサッカー台にあるポリ袋を使うという手もあるが、最近エコ気質な自分にとって自分都合のふるまいは選択肢にのぼらない。
1枚もらうだけだが…
ヘンに生真面目なところが自分でももどかしい。
というわけで、結局は無理やり詰め込むという手法に落ち着く。
パン類は潰して入れると何か悪い気がするので、スナックなどのお菓子類を袋に押し込むようにする。
その姿はさながら野菜の詰め放題サービスだ。
持ったレジ袋からはポテトチップスが半分以上、飛び出している。
いつ落ちてもおかしくないポテトチップスをレジ袋の持ち手でガードしながらスーパーをあとにする。
どうにもならないものを、力技でどうにかした。
スーパーをあとにしたはいいが、その姿は意外と恥ずかしい。
道ですれ違う人の目が気になる。
そんな自分がいる。
そもそもなぜ、恥ずかしく感じるのだろう?
人の目が気になるのだろうか?
おそらく
「あの人、袋から買ったものがあふれてる」
「あの人、袋のサイズ間違えてる」
ってのが理由だろうか。
いや、もう1つあった。
ボクは仕事帰りにスーパーへ行くことが多い。
そんな時、自分の格好はそこそこちゃんとしている。
(オシャレとかいう意味ではなく)
そのちゃんとした服装なのに、レジ袋からものがあふれそうなアンバランスさが恥ずかしいのかもしれない。
おさまった服装とおさまりきれてないレジ袋というコントラストが、人の目を惹きつけるのではと思う。
だから行き交う人と反対の手でレジ袋を持ち、なるべく相手の目に入らないように工夫をするのだ。
家まで10分なのに、とても遠く感じる。
「早く着いてくれー」と思わずにいられない。
こんな時、やっぱ大きいレジ袋を持ってくればよかったと後悔するのである。
とはいえ。
また同じミスを繰り返す予感しかしない。
いっそ、エコバックにしようかな。