「鬼滅の刃」の主人公は炭治郎ではなく、盲目/隻腕/両足義足のキャラだった【編集者の仕事ぶりに脱帽】
©吾峠呼世晴
13万人以上が応募した第2回キャラクター人気投票の結果で4位の「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎
もともと炭治郎は主人公ではなく、脇役という設定だった
炭治郎が主人公になった経緯、
そして編集者の片山達彦さんがめっちゃいい仕事したという話
主人公はもともと「シグルイ」と「どろろ」に出てくるようなキャラクターを足して2で割った感じだった
©吾峠呼世晴
作者、吾峠呼世晴先生の設定では、鬼滅の刃の前身となる作品『鬼殺の流』の主人公は、盲目、隻腕、両足義足という設定になっている
つまり、「シグルイ」と「どろろ」に出てくるようなキャラクターを足して2で割った感じだった
◆シグルイに登場する盲目の剣士、伊良子清玄
©南條範夫
このセリフが有名
◆どろろに登場する百鬼丸
©手塚治虫
百鬼丸は、生まれる前に身体を魔物へ差し出されてしまい、全身48か所を欠損している
身体を取り戻すためのどろろとの旅を描いた原作・手塚治虫先生の作品
「シグルイ」も「どろろ」もオススメの作品👍👍
編集者の”いい仕事”によって脇役から主人公に昇格した竈門炭治郎
©吾峠呼世晴
盲目、隻腕、両足義足という主人公にした結果、ジャンプの連載会議落選。。
連載ネームが落ちた後ため、主人公を別の人物に変える試みが始まる
そんななか、ざっくり以下のような流れで炭治郎が主人公になる
~炭治郎が「鬼滅の刃」の主人公になるまで~
編集「この作品の中に、もうちょっと普通の子いないですかね」
吾峠呼世晴先生「炭を売っている男の子がいて、その子は家族全員殺されたうえに妹が鬼になっちゃって。男の子は妹を人間に戻すために鬼殺隊に入るんです」
編集「主人公、その人です。その子を主人公にしてもう一度描きましょう」
結果、無事史上最速で1億部を突破する人気作品に
編集の片山達彦さんがしたこと、
それは、”宿命を背負ったキャラクターは、物語を動かす推進力になる”という信念のもと、脇役である炭治郎を発見し、提案したこと
編集の片山達彦さん、いい仕事しすぎ
炭治郎、主人公すぎ
作品を影で支える編集者さんにはこれからも頑張ってほしい
参考)『初代担当編集が明かす誕生秘話』
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#2期の遊郭編も楽しみ
#推しはしのぶ様
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