第44回ABCお笑いグランプリ
今年もABCお笑いグランプリは興奮冷めやらぬ中、幕を閉じた。今年のABCはネタの完成度や、新人なのに新人感を感じさせない“上手さ”を魅せる人が多くて半端なかった。
こたけの「少年法」で落とす流れしびれたし、めちゃくちゃ進化してた。今大会でいちばん笑ったし、面白かった。余談だが昨日行われた『ツギクル芸人グランプリ2023』のナイチンゲールダンスのネタでも「スキマスイッチ」が出てきて、まさか2日連続でスキマスイッチに笑わせられるとは。
Bブロックはとにかく全員が本命すぎてお手上げ。ダウはしっかり賞レース向けの強い“コント”を持ってきてて凄かった。素晴らしいコントだった。令和ロマンの強者感とお笑い主人公感は半端ない。ABCで2年連続で歌ネタ(歌詞ネタ)をやるのもなかなか尖ってて好き。立ち回りが上手すぎるし、とても6年目だとは思えない。1本目の掴みで、ダウのあとに「なんか俺ら少なくない?」は好きすぎた。ケムリは桐朋の誇りです。毒のあるハイツも健在で、声優学校とそこから繋がるいじりの天丼が番組通じて盛り上がっていて良かった。友田オレの堂々たる披露っぷり。感動してしまった。
ヨネダは手に負えない次元でお笑いをしていた。理解が追い付かないのに大爆笑をかっさらう。少しずつ知名度も広まってきて、顔(表情)とか出落ち感で出てきただけでウケるヨネダはもう凄いところまできてしまったな。ダブヒガの浪花感は愛おしい。やっぱりABCは大阪人が獲ってくれるとなんか嬉しい。個人的には2本目のRNノリがめちゃくちゃ好きだった。オフローズは初めて見たけど、面白かった。コントは設定で大半が決まってしまう気がしてるので、設定作りがとても上手かった。
ファイナルに残った3組が全組漫才師だったのが熱すぎた。どうしても漫才師が好きなので嬉しかった。3組とも甲乙付け難すぎる完成度でもう誰が優勝してもどうしようもない、運と好みに尽きる、そんなファイナルだった。特に今年は。
こうなるのも頷ける内容だった。推しの令和ロマンが優勝出来なかったのは悔しいけど、これで負けたのならしょうがないと思えるほどの完成度だった。まだまだ賞レースで見れると思えば楽しみで仕方がない。
ダブルヒガシおめでとう!!!
今年のダブヒガの勢いは一味違う。
M-1でも必ず何かを残してくれるはずであろう。
written by F
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