日本からインドに持ってきて良かったもの。
スーツケース4つで単身インドのチェンナイに渡航することとなったため、携行品はかなり厳選しました。
チェンナイ駐在開始から1か月が経過した現時点で、「日本からインドに持ってきたもの」について独断と偏見でレビューします。
なお、現在私はサービスアパートメントに入居しております。
一般的なホテル同様「家具、家電」「タオル、シーツ、枕カバー交換」「ティッシュ、トイレットペーパーの補充」「ハウスキーピング」といったサービスが付帯しています。
この住環境下で優先度が高いものから順に◎、〇、△をつけていきます。
1.日本食関連
現地では入手困難です。
駐在員は数カ月に1回のペースでバンコクへ買い出しに行くほどですが、現在はコロナの影響で日本を含む海外へ買い出しに行くことが困難です。
可能な限りたくさん持ち込むのが良いです。
◎日本米
現地では買えません。
3日3晩続くインド料理に飽きた頃、白飯を食べると感動します。
△雑穀米
日本米がなくなった時、現地米(長粒米、パサパサしています)と混ぜて炊こうと思っています。
まだ出番はありません。
〇餅
お正月感を味わえました。
◎そうめん、そば、ラーメン(乾麺)
日本食料理屋でも食べられますが、1食1,000円近くします。
日本食が恋しくなった時にサクッと作れるので重宝します。
△パスタ
現地でも買えます。
◎パスタソース
日本ほど種類が現地スーパーにはありません。
麺は不要ですが、ソースは持参した方がいいです。
◎めんつゆ
調味料としても万能です。
〇しょうゆ
現地でも買えますが、かなり高いです。
△焼肉のたれ
現地では鶏肉以外の肉が手に入りにくいです。
なかなか出番がありません。
缶詰類(◎おかず、△フルーツ)
焼き鳥缶など、おかず系は重宝します。
フルーツ系は現地スーパーで新鮮な果物が安く手に入るので持ってこなくても良かったです。
◎日本茶
日本を感じることができます。
急須と湯呑もセットで持っていくことをお勧めします。
〇非常用食品
ロックダウン時の備えです。幸いまだ出番はありません。
〇酒
国産ビールは650mlビンで200円ほどで買えます。
ウイスキーなど輸入品は日本の販売価格の3倍くらいします。
日本酒は現地では手に入りません。
なお、州によって規制の厳しさは異なります。
グジャラート州など禁酒州もありますのでご注意下さい。
2.日用品
大体のものはスーパーやショッピングセンター、Amazonなどで調達できます。
日本ほど選択肢は多くないですが、生活には困りません。
シャンプーなどこだわりがあるものは持ち込んだ方がいいです。
△洗濯用洗剤
現地で買えます。
おしゃれ着用洗剤、エリ・袖用ポイント洗剤は現地で買えません。
〇シャンプー、リンス、洗顔料
現地で買えます。
アーユルヴェーダ処方のものや、オーガニックといった質が良さそうなものもあります。
日本からいくつか持っていきましたが、これらを切らしたら現地のものに切り替えるつもりです。
◎整髪料
日本で使っていたものをそのまま使っています。
ヘアオイルは豊富ですが、ヘアワックスはあまり見かけません。
◎電動歯ブラシ
現地の歯ブラシは硬い毛のものが多いです。
替えブラシを含め、持ち込むことをお勧めします。
△歯磨き粉
現地でも手に入ります。
特にホワイトニング効果を訴求する商品が目立ちます。
△衛生用品
サニタイザーや綿棒などは現地でも手に入ります。
〇コンタクトレンズ
ケア用品、レンズともに現地で入手可能です。
目に入れるものなので、日本から持ち込んだ方が気持ち的には良いです。
◎シェーバー、バリカン
刃物全般、日本製の方が良いです。
充電式の場合、現地の電圧は220-240Vなので、これに対応しているかどうか要確認です。
なお、散髪はバリカンで自分でやっています。
〇タオル
ホテル備え付けのものを使っていますが、質感はあまりよくありません。
こだわりがあれば、持参することを勧めます。
3.台所用品
HomeStopやHomeCentreといった日本でいうニトリのような店があり、ここで大体そろいます。
ただし、和食器はほとんどないので持参することをお勧めします。
個人的には無印良品がチェンナイにないのが痛いです。
◎サランラップとジップロック
現地になくはないですが、日本製のものと比べると質は悪いです。比較的よく使いますので、持参することをお勧めします。
◎包丁、キッチンはさみ、皮むき器
刃物全般は、日本製と比べると質は悪いです。
〇計量カップ、計量スプーン
現地で売られていたとしてもメモリの正確さが怪しいので、持参するのが無難です。
△食器(ただし和食器は◎)
現地で手に入ります。ただし和食器はほとんどありません。
日本食を自炊したときに和食器に盛り付けるとテンション上がります。
◎三角コーナーと排水ネット
現地では手に入りません。
4.衣類
H&MやZARAといったファストファッションをはじめ、それなりにあります。ただし日本でいうBEAMSのようなセレクトショップはごくわずかです。
ちなみにUNIQLOはチェンナイにはありません。
〇下着
エアリズムのような機能性素材はのものはほとんどありません。
いざとなれば現地で調達できますが、UNIQLOで買い溜めして持参しました。
〇ワイシャツ、スラックス
ノンアイロンシャツのような機能性が高いものはほとんどありません。
この点にこだわるのであれば持参するのをお勧めします。
△普段着
現地で買い物を楽しむのが良いと思います。
年中30度近い気温になるチェンナイですが、室内は肌寒いことが多く、長袖の羽織るものが重宝します。
5.家電
電圧やプラグ形状が日本のものとは異なることから、現地で調達するのが無難です。
炊飯器も現地で買えます。
〇PC
現地でも買えますが、買い替えのタイミングでもなかったので持参しました。
HDMIケーブル、LANケーブルも併せて持っていきましたが、インドでもそのまま使えています。
〇スマホ
現地でも買えます。
私はSIMフリーのiPhone SE2を持参しました。
インドでも問題なく使えています。
◎kindle
日本の書籍を簡単に購入できます。
実店舗の本屋にはほとんど日本の書籍はありません。
結局、何を持っていくのが良いか
大抵のものは現地でも調達できます。
・日本固有のもの(日本食、和食器、日本語の本など)
・日頃使っていてインドでも使い続けたいもの(シャンプー、洋服など)
この2つを優先的にスーツケースに詰め込むのが良いと思います。
個人的に日本から持ってきて良かったものは、
1位 kindle
毎日使っています。
日本の本をストレスなく読めます。
2位 和食器
佐賀駐在時代にそろえた有田・伊万里焼の食器を使っています。
日本気分を一気に高めてくれます。
3位 めんつゆ
これさえあれば大抵の日本食が作れます。
ダシの香りに癒されます。
です。いずれも上記でいう日本固有のものです。
現地の生活にどっぷり浸かるのが駐在員の醍醐味ですが、たまには「日本っぽさ」をチャージして息抜きすることも必要です。