孤在性線維性腫瘍9
8から随分と経ちましたがまだ覚えていることを
綴っていこうと思います。
初めての手術で19時間が長いのか短いのか
わかりませんが、きっと長い部類には入ると
思います。
整形、内科、麻酔、泌尿器、外科と沢山の専門医が
手術をしてくれました。
背中側から腫瘍を切除したのち縫合、そしてメインのお腹を開いて骨盤の中に入っている20cmくらいの腫瘍を切除します。
途中、腫瘍のせいで変形と移動をしていたせいで腎臓から暴行に伸びていた尿管が切れてしまいましたが、膀胱を使った縫合で無事に尿管を作り直し、
仙骨から伸びている神経を可能な限り綺麗にしてもらい無事に成功の手術でした。
死亡にはならずとも下半身麻痺の確率が鬼高かったので病棟ではストーマ2つが用意されていたそうです
しかし先生方の鬼がかった手腕のおかけで奇跡的に左下肢全廃くらいですんだのは、みなさんの全力のおかげと親族、パートナーの祈りのおかげだとおもっています。
この場を借りて本当に有り難うございました。
手術前に何百回ものシュミレーションをし
最悪の場合も考えぬいてくださった先生方の見えない努力と担当の先生の気持ちの結果だったとおもいます。
本人はそれなりの覚悟というものが自分の身体なのである程度できると思いますが、人の身体でそれの責任をもつ覚悟は凄まじいプレッシャーだったとおもいます。
手術後、目が覚めてすぐの先生との報告で二人で抱き合ったのは覚えています。
ここでは書けませんが、先生と二人でした勝負に勝った嬉しさで笑いながら喜びました。(俺はぶっちゃけ泣きがはいってましたが)
後日談ですが、母親を診てくれていた先生も心配して手術を観に来てくれていたそうです。
そんな感じで無事に成功を果たした手術ですが
本当の闘いはココからはじまります。
それではまた次回に…