「この家に女は育たない」と言われた家族
「この家に女は育たない」
↑なんだそりゃって思うワードかと思いますが、
実は私が産まれる前に、うちの家族が密かに言われていたことです。
私の父は長男。
本当はその上に2人の女の子がいて、
それぞれ流産や死産になっているんだそう。
その次に2人男の子が無事に生まれたことから、
「この家には女は育たない」と身内や近所の人から言われていたとかなんとか…笑
そんな家に嫁いだ母が
第一子に産んだのは男の子。私の兄です。
やっぱり男の子だから産まれたんだと
祖母は密かにそう思ったらしいです。
長男の長子で長男、初孫
考えの古風な田舎の祖父母には
この響きはいいコンビネーションだったとか笑
この子も育たないんじゃないか…。を
裏切って笑
そんな家で両親の元に2番目にできた子供が私。
お腹の中では静かだったから、
女の子が無事に産まれるかと
祖父母は落ち着かなかったらしいです。
そりゃそうだよな!と今聞くと思うけれど…笑
そして予定日を過ぎまくり
大人達の不安を煽って1996年某日、
無事、むっちりとした女の子(私)誕生。
そして周りの心配など知らぬ顔で
0〜2歳と順調…
いや、なんなら平均より早いスピードで発達して
ほぼハイハイなしに歩いたり
一歳半で「パパ、かいしゃ」などの2語文話すなど優秀な大根足ベビーとして育ちました。
まさかこのあと…
こう言った話を聞くと、
自分は望まれて生まれたんだな
とか嬉しく思ったりしました。
誕生で周りを安心させた
このたくましい女の赤ちゃんが
後に様々な困難と共に生き、
周囲を心配させまくる小娘になることなど
この時、誰が想像したでしょうか…笑
その話はこれから少しずつ…