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Excelをロシア語版で使ってみた

Приветプリヴィェト ☺︎ こんにちは

カザフスタンへの留学を機に、PCのメイン言語をロシア語に設定しました。
WordやExcelも全てロシア語版にできます。
日本語と比べてみると表記が若干異なる点が面白いです。

リボンの挿入タブの表記の違い

中でも特に驚いたことは、関数までロシア語になること。
いやぁ…これを知ったときは(今から覚え直すの…?)と思いましたね。

でも、よく見てみるとこれがとても面白くて簡単なんですね。
例えば、事務作業でよく使われるIF関数は、ЕСЛИィエスリ関数になります。意味はまったく同じです。

例:A1セル内の数値が1の場合、関数が入力されたセルに〇を出力。1以外の場合は×を出力

=IF(A1=1,"〇","×")
=ЕСЛИ(A1=1;"〇";"×")

また、別のセルやWebサイトに簡単にアクセスできるようにするためのHYPERLINK関数は、ГИПЕРССЫЛКАギペルススィールカ関数になります。
これもгипер ギペル (hyper) + ссылкаススィールカ (link)なので、意味はまったく同じです。

例:■をクリックした場合、指定されたWebサイトへアクセス

=HYPERLINK("http://*********","■")
=ГИПЕРССЫЛКА("http://*********";"■")


それでは、多くのデータを扱う事務員の味方、VLOOKUP関数はどうでしょうか。

例:A1セルに任意の検索値を入力したとき、B1からB15セルの範囲から適切な値を該当セルに出力(近似値一致)

=VLOOKUP(A1,A2:B15,2,TRUE)
=ВПР(A1;A2:B15;2;ИСТИНА)

なんとまさかのВПРヴェーペーエル関数。
ВПРはВертикальный просмотрヴィェルチカーリヌィ プラスモートル 略称で、意味は"垂直参照"です。
VLOOKUPも"垂直"を意味するVと、Look up "調べる・参照する"の組み合せなので、表記は違えど意味は同じです。

過去に、こちらの記事↓でもお話ししましたが、ロシア語は頑なにロシア語表記を貫くところが、個人的には好きです。

日本語版Excelでも、"もしも関数"、"超関連付関数"、"垂直参照関数"にしたら、とても面白いのになあと思っています。
皆さんもぜひ、Excelの言語設定を変更して色々と試してみてはいかがでしょうか。
(Excel言語設定の変更方法はこちら↓)

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