見出し画像

社会ってなんとなくそうなっているのよ。まだ。

こんにちは。
今年、4回めの投稿です。

立春も過ぎ、また新たなフェーズに入った、そんな感じですね。
うちは、受験生がいまして、もうすぐ入試の日が来てしまいます。
この間、中学生になったのにもう受験。
本人的には、人生で初めての試練が訪れております。
こちらも気が気ではないのですが、
見守るしかありません。

ここにきて、焦っているのか朝早く起きて勉強してみたり、図書館に行って勉強してみたり。。
かと思えば、朝からスマホとiPadの二刀流でゲームしていたり、机の上に描きかけの老若男女のイラストがあったり(?)、年末に「進撃の巨人」をNetflixでシーズン2までコンプリート観してみたり。
中3男子の生態、意味分からずです。

そして、昼夜を問わず急に家中に響き渡る叫び。
声変わりもコンプリート?しているので響きます。最初は、何事か⁉︎ と様子を見に行ったりしていましたが、今は日常茶飯事になりました。
どうやら、受験のストレスが一定の数値を超えると放たれる雄叫びのようです。
思えば、2年生からコロナ騒動で部活も不完全燃焼で引退し、受験に突入してしまったので無理もないかもね と同情の念もぼんやり浮かんできます。

この間、その息子から急にクレームがきました。
「ちゃんと教えてくれないと困るよ」
ん?なんのこと?
話を聞くと、クラスのほとんどの子は
いい大学(そこそこいい大学)に行っておけばなんとかなる  と思っているらしいとのこと。
なので、高校も、普通科のそこそこいいところに行ければいい ということになっていると。
それが、デフォルト、普通 ということになっていると、初めて知ったというのである。

私は目が点状態。
そんなこと、そもそも教えるものなのか?
「そういうのって周りの空気とか読んで感じるものじゃないの?」と私。
「え〜。空気とかで読めるもの?読めないよ。」
そうか。じゃあ今日読んだってことね。

小、中学校とあんなに空気読みまくりで、毎日疲弊して帰ってきてたのに、そういうところは読めなかったのね。。
「なんでそうなってるの?」

なんで?と言われても、今までの世間の暗黙の流れ?土の時代の重いエネルギーの中での抜け道? いろいろ頭の中では浮かんではいるものの、どう説明すればいいのかわからない(汗)

うん うん と悩んだ挙句、
「昔は終身雇用って言って、いい会社に入って、そのままずーっと同じところで
定年まで勤め上げる みたいなのが良しとされていたんだよ。それが、まだ残ってるのかな」などと言ってみる。
「そうなんだ!?うわぁ〜考えられない!!」
何度となく、「ずっと会社の中で何か(仕事だよ)してるなんて、無理!」と進路の話の中で言っていたので、まぁ、そうだろうよ。。と納得する母。
「でも、今は終身雇用もほぼないに等しいし、その分、いろいろな職種もできて、人によって働き方は多種多様だよ。自分のやりたいことをやればいいんじゃない。」とも言っておきました。
「うん。そっか〜、そうなってんだ〜みんな」と解ったような、解ってないような。 そんな感じでこの会話は終わりました。

ここで私が感じたのは、うれしい と うらやましい という感覚でした。

息子自身が、「いい学校行って、いい会社入らなきゃ」という概念がない というのは、うれしい誤算でした。私とパートナーがそういう道があるということを
あまり話さなかったから あたりまえと言えば、あたりまえなのだけど、普通の小学校、中学校と集団生活の中に身をおいて、偏差値が高い学校、みんなが知っているような大会社に入ることが、いわゆるステータスという信仰がまだまだ根強いなかで、その流れに少しも乗らなかったことが驚きで。
自分のやりたいことを見つけ、これから身をおきたい場所を探し出した彼は、
これからも、社会の波に翻弄されつつも自分の光を見つけ、そこを目指して自分で舵を取っていくんだろうな と しみじみ感じるのです。

そして、自分の時はどうだったかと考えると
時代的に、いい高校、大学、会社に入るのが一番 みたいな空気は今より色濃かったし、雇用機会均等法が施行されたりもしましたが、仕事上での男女差は今よりもっとはっきりしていて、女性はお茶汲みという風潮もまだあり、有名企業に入るのは結婚相手を探して寿退社の為というのも普通でした。私も頑張って偏差値の高い高校に、有名な大学、企業に。。みたいに思ってました(笑)。
でも、途中で疲れちゃってドロップアウトしちゃうんですけど。
もちろん、偏差値の高い有名な学校、大企業に入ることが、自分のやりたいこととリンクしているのなら、それはそれでよいと思うのです。
でも、なんとなく、みんなそうだから とか、やりたいことが分からないしとか
(私がそうでした 笑)、親が言ってるから とかで自分の進路を決めちゃうのはもったいない。

みんな とか 親とか 他者が言うことは置いといて、
自分がどうしたいのか を自分に聞いてみるといいです。
やりたいことが分からなくても、自分がわりと簡単にできること、できそうなこと
(例えば、勉強は嫌いだけど、字がきれいに書ける、字を書くことが好き→書道部が有名な学校を目指してみる とか、ずっと座って勉強してるのは嫌いだけど、機械をいじったり、作業するのが好き→工業科、電気科などがある学校を目指してみる とか)で、進路を決めるのもありだと思うのです。
何度も自分に聞いてみて、これだったら苦にならないという場所を
見つけられるといいです。
そんなの分かってるよ、あたりまえ という方もたくさんいると思います。
今の時代は、本当に個の時代、多様性の時代だと感じるので。
自分もそんなふうに考えて、自分の場所を探せばよかったな。。
土の時代の流れとはいえ、自分を見失って流されまくっていたことを
考えると、恥ずかしいと同時に、
今の、風の時代の子たちが、すごく、すごぉ〜〜く、うらやましい のです。

#思春期男子









いいなと思ったら応援しよう!

mami6
ゆるゆると今、感じたことや体験したことを、わたしというフィルターを通してお伝えしたい。あなたのサポートでのびのび表現していけます。