Linux Mint Cinnamon 21.3→22 UPGRADE メモ

2024年8月1日 22:53

動作環境と手順の範囲

Linux Mint Cinnamon 21.3 インストール手順1の環境からMint22へのアップグレード手順メモです。
アップグレードは失敗する可能性があるので、必ずバックアップを取ってから実行して下さい。Timeshiftのリストアの経験が無い方はテスト環境での実行をお勧めします
アップグレードは前提が多いです
- 現在の環境をバックアップするディスク容量が必要です。Timeshift必須です。
- 一部のソフトはダウングレードが必要になります。ダウングレードに成功しないとアップグレードできません。
- 更新は新規インストールより時間がかかります。実行の都度パッケージの取得に行くようです。
- 更新に失敗した場合に備え、更新前バージョンのインストールメディア(USBなど)をアップグレード実行前に用意します。
個人的にはアップグレードせず新規インストール後に、今までの環境をひとつひとつ再現することをお勧めします。
何も問題が無ければ下記画面より少ない画面でアップグレードが完了します。

インストール

◆ mintupgrade起動

sudo apt update
sudo apt install mintupgrade
sudo mintupgrade

上記コマンドを端末(Terminal)で実行します。間違ってmintupdateと入力しないように

◆ アップグレード開始

Timeshiftが認識された場合は本画面は表示されず更新の確認まで進みます。
Timeshiftが認識されない場合は「修正」をクリックします

バックアップ手順は省略します(作成ボタンを押してバックアップを行います)
下記はバックアップが終わった所からです。

本画面は競合パッケージが存在しない場合は表示されません
ダウングレード対象パッケージ(ダウングレード対象パッケージ有りの時)
「修正」をクリックします

私はここで進めず悩みました。
ダウングレード対象を教えてくれているのだから、「修正」ボタンでダウングレードできるのかと勘違いしてました。リストのパッケージをコマンド等使用してインストール時と同じ物にするか削除します
私の環境ではPPAでインストールしたLibreofficeを "削除" することで、先に進めることができました。