Libreoffice Calc マクロ"Basic言語" 基礎の基礎 メモ1
初めに
Libreoffice Calc のマクロ"Basic言語"の書式を除く基礎事項についてメモします。以降Libreoffice Calc BasicをBasicと略します。
本内容は書籍やネット上にあるBasicの情報を読む前の基礎情報として見て頂けたらと思います。既にBasicを始めている方には既知の情報となるかと思います。
マクロエディタの起動方法
マクロエディタはBasicを記述、実行する時に使用するツールです
Calcのメニューより「ツール」-「マクロ」-「マクロの編集」で起動することができます。
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マクロエディタ
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マイマクロとシートマクロ
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エディタを見ると「マイマクロ&ダイアログ」と「無題1」がツリー表示されています
マイマクロは操作中のパソコンに保存されるマクロです。よってドキュメントを保存してもファイルにマクロは保存されず、操作中のパソコンに保存されます。
「無題1」はドキュメントマクロです。Calcドキュメントを保存するとドキュメントマクロもCalcドキュメント内に一緒に保存されるのと、マクロのタイトルが無題1から保存したファイル名に変更されます
マイマクロには、ドキュメントファイルに保存しないマクロを記述します
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上記例では作成したCalc文書の全てのシートの「Zoomサイズを100%、カーソル位置を左上(A1の位置)」にした後に、最初のシートを選択するというマクロです。
このプログラムは配布の必要がないと思うのでマイマクロに記録してあります。もちろんドキュメントマクロに書いてもちゃんと動作します。
Baiscプログラムの実行方法
プログラムの実行には、いくつかの実行方法がありますが、マクロエディタを開いている時に(私が)よく使う方法です。
マクロエディタで実行したい関数にカーソルを移動します。
上記のマクロ例なら、Sub SetPosition~End Subの手前までのいずれかでマウスをクリックしてカーソルを置きます。次にマクロエディタの実行ボタン(▷)を押すとカーソルが存在する場所の関数を実行します。
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basicが実行できない場合はマクロの権限が有効か確認して下さい。
「オプション」を開き「セキュリティ」-「マクロセキュリティ」から設定を「中」に変更します。
最後に
次回は変数についてのメモを書きたいと思います(予定)
その2に続く