ほんの少しわかった気がした

完全なるメモでしかない私の戯言です。

私が憧れているフォトグラファーさんがいて、
その方はなんでもない日常を
そのままの空気と一緒に切り取るのがとても上手なのです。

技術とか、カメラとかレンズとか、そういうこともあるんだけれど、それよりも1番その場面を切り取りたいと思う心、言うなれば感性で映し出しているのはなんとなく知っていました。

だからこそ、どうやっても同じようには撮ることができないのだけれど、それでも、どうしてもあんなふうに切り取りたいと少しもがいた時期がありました。

その方のお話を聞く機会があって、生い立ちと共にどんなことに心を動かされるのかを知った時、だからこんな写真を撮ることができるんだと、唯一無二の存在であることを改めて実感しました。

その時にようやく、ああこの写真はこの人にしか撮れないんだと。

思い知らされたようなそんな感覚でした。

ネガティブな思考ではないのだけれど、似せた写真を撮ることはできても、心までは真似することは決してできないから。

だから、私は私の心動かされた瞬間で撮るしかないのだと。


そんなふうに思うようになって数ヶ月。

その「愛おしい」と思う瞬間ってこんななのかなと少しわかった気がした出来事がありました。

それは末っ子次女の成長に触れた時。

できることが増えていく喜びと共に、もうこれで最後なんだという切ない気持ちにもなることが度々あって。

その瞬間を切り取りたいなと感じたのでした。

そのフォトグラファーさんも、3人のお子さんを育てているからこそ、そういう気持ちを知っているんだろうなと、ほんの少しだけどわかった気がしました。

私も、ああ綺麗だな、愛おしいなと思う瞬間を大事にしたい。

そうなりたいとまた思ったのでした。


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