夕暮れの下思い

空を眺めるのが好きだ。

電車での通勤時、このまま座って終点まで・・・

と、思ってしまうのはいつものこと。

電車の窓に光が反射して、空がより一層、きらきらと輝いてみえる。

景色を眺めたい

という点で言えば、残念ながら家と職場が近すぎる。

18時に退社できた日は、今の季節なら最高の空が拝める。

急げ急げ！と、どんよりしたビルから外へと駆け出す。

サーティーワンアイスクリームのコットンキャンディみたいな空。

見上げれば飛行機が。

最寄駅に着く頃には、やがて。

コットンキャンディは溶け、ぐつぐつと沸騰するマグマになった。

改札を出て、歩道橋の上で足を止める。

この瞬間、最高だ。

今日もお疲れ様。と、

電車で追いかけた空に挨拶して。