好きすぎて、書き方に迷った。ハイキュー!!について。
ハイキュー!!
大好きで、何度もnoteに書こうとしたけれど、なかなか書けなかった。
書きたいポイント「個へのフォーカス」が多すぎてどう書いてもどこからアプローチしてもまとまらない。
でも書きたい!!!
「個人別に特徴を書いてみよう」そしたら、書けるかもしれない
出てくる人全員を書く気力持ち続けられそうもなので、
主人公:日向翔陽
日向の相棒:影山飛雄
私の推し:及川徹
この3人の特徴を書いてみることにしました。
個へのフォーカスについて
日向翔陽
ハイキュー!!の主人公。烏野高校バレー部 ポジション ミドルブロッカー
進学した烏野高校で相棒となるセッター、影山飛雄と出会う。
中学時代にたった1回出場した大会で、影山がいる中学に敗退。
「お前は3年間何をやってたんだ!」
と言われ高校になったら絶対あいつを倒す!!!と言っていた相手との再会。
164cmと小柄な彼。
小学生の時に春高バレーを見て、次々と得点を重ねる当時の烏野高校、「小さな大エース」に体が震えた。
小さいことも、それを補う「うまくなりたい」という気持ち。そして誰よりも高く跳べる「翼がある」。
それを自覚し、まだ見ぬ「頂の景色」を見るために、強くなるために。壁にぶち当たり続けながらも「あきらめない」。
どうすれば、活躍している選手たちのようになれるのか。
時には無謀と思える方法をとって挑んでいく。
影山飛雄
烏野高校バレー部 ポジション セッター
入学した中学で及川徹に出会う。及川は当時中学3年生、キャプテンであり、正セッター。
1年生の彼が3年生の正セッターを脅かす存在に。
後に天才セッターと呼ばれる。それゆえに、なのか「俺」の意識が強い。
「もっと早く動け!
もっと高く飛べ!!
俺のトスに合わせろ
勝ちたいなら!!!」
そんな影山はチームメイトからは「コート上の王様」と揶揄される。
最大の挫折が試合中に仲間からそっぽを向かれ、ボールをつなぐことができなかったこと。あげたトスを無視されるという強烈な経験をする。
強豪校へは進学せず、進学した高校で主人公・日向翔陽と出会う。
練習試合で再会した元チームメイトから「王様」と呼ばれ揶揄される。
日向翔陽はそれを知らなかったゆえに
「王様、かっけーじゃん」と言い放つ。
コート上の王様と言われた彼は、烏野高校バレー部の先輩、コーチに出会いコート上には仲間がいると教えられる。全国の強豪校の一流選手たちと出会い、もがく中で「チームメイト」について考えるようになる。
王様だった彼が、仲間、を認識した瞬間だ。
及川徹
青葉城西高校バレー部 ポジション セッター
影山飛雄の中学時代の先輩。
「王様」の先輩だから、という理由で主人公・日向翔陽からは「大王様」と呼ばれる。
「自分の」セッター道に誇りを持っており、「もっと力を発揮できる場所があったのに、取るに足らないプライドのためにお前はそれを選ばなかった」と牛島若利(宮城県の超強豪校白鳥沢学園のオポジット・エースポジション)から言われた時に「俺の取るに足らないこのプライド、絶対に覚えておけよ」と言い放つ。
そんな彼は、中学時代に影山飛雄が入部してきたことで焦燥感を感じる。
メンバーの良いところを引き出すセッティングをしていた彼のプレーが変わったのだ。
「俺が、俺が」という発言をした彼を目覚めさせたのは同級生で相棒であるエース・岩泉一。
それ以降はメンバーの良いところを引き出すセッティングをする及川徹に戻っていった。表面上はチャラ男だけれど、裏では努力を欠かさない。
高校に進学した中学の後輩、影山と練習試合で再開。練習試合、インターハイ予選で相まみえることに。
中学時代までの「王様」が仲間を信じ始めたことを感じた時には、だからこその「穴」を見抜き、この大会では及川率いる青葉城西が勝利。
春高バレーの予選会でも後輩・影山がいる烏野高校とマッチアップ、今回は烏野高校が勝利した。
そんな彼が「全部倒す!」と言って進んだ先は、アルゼンチンのバレボールチーム。
アルゼンチン人に帰化し、東京オリンピックでアルゼンチン代表として凱旋。
日向、影山、牛島、ほかにも春高バレーで活躍した選手が中心の日本代表と相まみえる。
そして牛島に「俺の取るに足らないプライドはどうだい?」と問う。
及川の言葉で印象深いのは「才能は開花させるもの、センスは磨くもの!!!」自分を信じる力があふれた言葉だと思う。
以上が3人の個人別特徴を私目線で超ざっくりまとめてみた内容だ。
共通点を探してみた
うまくなりたい
うまくなりたい、自分が目指すバレーボーラーになるにはどうすればいいのか。
試行錯誤を繰り返し、時に壁にぶつかり、仲間とぶつかりながらも「あきらめない」姿。
あきらめないのは自分が目指す姿、ありたいバレーボーラーの姿。
他人から見ると時には遠回りに見える選択が、本人にとってはいたってまじめでいたって普通。
自分を信じる
うまくなりたい。うまくなった先にある姿を信じてやまない。
立ち止まらない。立ち止まりそうになる時、足が動かなくなる時。
そんな時でも自力で、仲間と、指導者の言葉を素直に取り入れて乗り越えようとする。どんな逆境のときでも。
情熱的だけれど、冷静に自分を見つめる力もある。
必要な時に必要な人に出会う
日向翔陽の場合
①影山飛雄
「お前は3年間何をやってたんだ!」
中学生最初で最後の試合で、圧倒的弱さで負けた日向。「飛ぶ」という武器を持っていることに気づいた影山が投げかけた一言。
日向に「あいつを負かす」という強烈な印象を残した。
②武田先生(バレー部監督)
「遠きに行くに必ず近きよりす」
上達したいと思うあまり宮城県1年生選抜強化合宿に許可ないままに突撃。参加は許されたものの、メンバーとしてではなく球拾い要員としての参加。烏野高校ではレギュラーポジションをとっているにもかかわらず、だ。
学校に戻った時に武田先生から呼び出され、言われたひとこと。
これが彼の座右の銘になったと思われる。ブラジルにビーチバレーを学ぶため単身で乗り込んだ際、この言葉が部屋に掲げられている。
③白鳥沢学園高校バレー部
鷲匠監督
「影山というセッターの居ないお前に俺は価値を感じない」
そう言われ、宮城県1年生選抜強化合宿のメンバーからは外されるがボール拾いなら参加してよい、と参加の許可を出す。
今までは自分のことしか見えていなかった日向に、バレーボールを俯瞰してみるきっかけを与えた(意図したかはわからない)。
影山飛雄の場合
①日向翔陽
「俺は居るぞ!!!」
中学時代にトスを見送られる、拒否された経験を持つ影山。
日向は中学時代、バレー部にメンバーがそろわない中助っ人を頼んで初めて出場した中総体で影山と出会う。トスを上げてくれる人がいる、飛べる、という喜びを高校時代になってから全身で感じる日向。
トスを上げることに躊躇したときに「俺はここに居る!!!」とセッター影山を勇気づける言葉。
②宮侑
稲荷崎高校バレー部正セッター。18歳以下の全日本ユース強化合宿で出会い「おりこうさんやな」と言われ、その意味を考えるようになる。
中学時代のチームメイトからそっぽを向かれた経験がある影山。チームメイトと意見を交わしながら進んできた半年以上が経過した時にこの一言。今は「自分が間違っている可能性がある」という気づきを得、どう意見を交わすのが最善なのか模索し成長するきっかけになった。
及川徹の場合
①岩泉一
中学時代及川徹に言い放ったひとこと。
「バレーはコートに6人だべや!相手が天才1年だろうが牛島だろうが”6人”で強いほうが強いんだろうが!!!」
中学時代、もっと上へ
高い舞台へ
そう思っていても
白鳥沢学園中等部に阻まれ続けた。
そこへ天才セッター・影山が現れ
「今の俺じゃ、白鳥沢に勝てない。俺は勝って全国に行きたいんだ」と自分一人で戦っているような発言をした時の言葉。
この関係性は高校に進学しても続いたのだ。
②ブランコ
元アルゼンチン代表選手。バレーボールを続けようか迷ったときに相談に行く。
迷っている、ことをすぐに見抜かれ
「自分より優れた何かを持っている人間は
生まれた時点で自分とは違い
それを覆すことなどどんな努力・工夫・仲間をもってしても不可能だと嘆くのは
すべての正しい努力を尽くしてからでも遅くない」
高校卒業後の進路を海外へ向ける。
まとめ
これほどに、「個」にフォーカスが当たった漫画(アニメ)を見たことがない。(私見)
主人公が所属するチームメンバーだけではなく、他高の選手も個別に丁寧に描かれている。
そこにいる選手はそれぞれに悩みを持ち、だめだ、できない自分をいったん受け入れる。
そこから立ち上がって進んでいく。
選手が何人出てくるのかわからないけれど、とにかく、その選手の個性が丁寧に描かれているのだ。
チームの目指す姿はチームフラッグに描かれ、チームの個性が表現される。
烏野高校 「飛べ」
青葉城西 「コートを制す」
白鳥沢学園 「強者であれ」
私が取り上げた3人と、宮城県最強と言われる白鳥沢学園のフラッグ。
チームの目指す姿がプレッジになっていて、チームメンバー個々人が強烈な個性を持つ。
私がこの漫画(アニメ)に強烈に惹かれる理由
個の大切さ、あきらめない向上心、自分への期待。そういったものがちりばめられているからだと思う。
わたし自身、「個」を大切にしたいと思ってきたし、今後もそうありたいと思っている。
人はみんな違う。
違って当たり前。
そこに興味が湧くし、なにがそう思わせるのかな。そうゆう行動につながるのかな、と考える。現実の世界だとそのスタンスでよく観察する。
個を大切にしたいと思うので対応も個別が当たり前。それがわたしだ。
違いを楽しみ、そしてその人の秀でたところを好む。観察するからこそ、「この部分が素敵だな」と思う。
自分への期待もそうだ。
できると信じて、できる方法を考えて、一人で考えても浮かばない時は他者の力をお借りする。
やってみて自分に合うのか、どうなのか。
よりよく進めるように、ありたい自分になれるようにあくなき向上心をもって進む。
45巻からなる漫画を語りつくすことは難しい。惹かれる要素、魅力的な要素がたくさんある作品。勇気をもらうこと、元気をもらうこともある。
ずっと書きたい。と思ってきたハイキュー!!のこと。
ようやく書ききった。
目線を変えて書くことができるかも。
初めての4,000文字超えとなりました。
ハイキュー!!の力すごいわー。
※ハイキュー!!は、多くのファンがいらっしゃいます。見方が違う箇所があるかもしれません。あくまで1ファン目線でのnoteとご理解いただけると嬉しいです。