リトルカブのウィンカースイッチが壊れたので150円で直してみた
去年の出来事です。
リトルカブを新車で購入してから15年ほどの月日が経ったある日のこと、
「パキッ」
という音とともにウィンカースイッチの黒いカバーが外れて道路上に投げ出されて
ロストしてしまいました。
経年劣化コワイ。
しかし本当の問題はこの後に発生します。
自宅に帰り何故かウィンカースイッチの内部がどんな構造なのか気になり始めてしまう自分。
(まぁバラして中身だけみたら戻したらいいし)
なんていう気軽な気持ちでネジを外していざ開封するとこんな感じ。
スイッチを動かすと銅の電極プレートが移動して上記のように短絡箇所が変わるだけというなんてシンプルな構造。
(これだけなら開封する必要なかったな)
と思って元に戻そうとしたときに悲劇が起きました。
小さな銅のプレートとそれを支える小さなバネを落としてしまいロストしてしまいました。。。
スイッチカバーがロストしただけならまだウィンカーは機能してましたが、内部の部品まで無くしてとうとうウィンカーを点けれなくなりました。
無くしてしまったものはしょうがないので修理する方向で考えます。
一応ウィンカースイッチの値段を調べてみると3000円〜5000円ほどする様子。
でも小さな部品が足りないだけでそんな金額払いたくない。
(ケチですみません)
そこで元電子回路技術者の端くれの自分はこのような結論に思い至りました。
「トグルスイッチをつけてしまおう」
トグルスイッチというのは電子部品の1つで、つまみ状のスイッチを倒す方向によって電気接点を切り替えることができるものです。
ただ、接点が2つだけだと常にどちらかのウィンカーが点いている状態になってしまうので接点が3つあるタイプのトグルスイッチ+防水カバーを購入しました。
これでウィンカーが両方点いていない状態にすることができます。
2つ合わせて150円程度の出費です。
参考までにamazonにあった似たような商品のリンクを貼っておきます。
電子部品のパーツショップだと単品で買えて安いです。
材料が揃ったところで修理開始。
まずはリトルカブの配線側についているしょうもない基板を半田こてを使って取り外します。何故ならウィンカースイッチ内部は空間が狭いためリード線を埋め込む隙間がほとんどありません。なので邪魔な基板は外します。
それでも隙間が足らないのでウィンカースイッチ内部の金属部をヤスリで少し削ります。これでトグルスイッチもピッタリ入ってリード線も余裕をもって半田付けできます。
最後に防水カバーを取り付けてナットをしっかりとめて完成。
(画像では隙間ができてますが、実際はグルーガンで隙間を埋めています。)
3000円+ウィンカースイッチ総取っ替えの作業を
150円+30分ほどの作業で済ませることができました!!
ウィンカーもしっかり点滅しますし、個人的にはつまみタイプの方がスイッチの切り替え作業も楽になった気がします。
もし私と同じようにスイッチカバーだけ壊れてしまった方で修理を安く済ませたい方がいらっしゃったらご検討ください。