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フォーム設計で大切なこと。
1月もあと僅か。月末処理などでご多忙の方も多いのではないでしょうか。
また、国内では新型コロナ(オミクロン株)の感染拡大に伴い、業務の継続性を維持するのに苦心されている経営者の方も多いのではないでしょうか。
社員の健康・安全確保のために、最大限できることをやっていくしかない。そう考えています。
感染された皆さまには、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈りいたします。
今回のお題「フォーム設計」
さて、今回のお題は「フォーム設計」についてです。
BtoB、BtoCどちらのビジネスを行う場合でも、Web上でお客さまとの接点となるのが「フォーム」となります。
当社が販売パートナーとなっている「ferretOne」、「formrun」どちらの製品もフォームを容易に設置できます。
ついつい簡単に設置できることから、あれもこれもと入力項目を増やしがちですが、以下の観点で「フォームに入力される方」について考え、フォームを設計し設置することが大切です。
この内容は、株式会社ベーシック様からのメールでも同様のことが記載されておりましたので、改めて自社なりに整理してみました。
自社のビジネスが「BtoB」の場合のフォーム
BtoBのビジネスである場合、フォームに入力する方は決定権を持っていない「ご担当者様」であることを忘れないでください。
もちろん、決定・決裁権をもつ方もいらっしゃるとは思いますが、
社内で情報を共有し、お問い合わせで取得した情報を「意思決定プロセスに乗せる」ために問合せしている。
これが目的であることを忘れてはなりません。
フォーム設計時には、以下の3点を意識してフォームを設計すべきでしょう。
社内の「意思決定プロセスに乗せる」情報を欲していることを認識しておくこと
特に資料請求であれば、少し内容をお見せするのが良いでしょう。何を望んでお問い合わせしているのか、入力できるようにしておくこと
的確な情報をお渡しするために、「何について」、「何を目的として」お問い合わせしているのかを記載できる項目を設置しましょう。入力しやすい情報から設置すること
必須・任意を使い分けつつ、入力すると得られるリターンを概要文に記載しましょう。
自社のビジネスが「BtoC」の場合のフォーム
BtoCのビジネスである場合、フォームに入力する方は、その商品を購入する(もしくは購入した)方であることを忘れないでください。
そんな方のお問い合わせですから、
自身が購入したい(もしくは購入した)ので、「自身の不明点を明らかに(またはフィードバック)するため」に問合せしている。
これが目的であることを忘れてはなりません。
購入を確実にするため。もしくはフィードバックをしたいお客さまですので、フォーム設計時には、以下の3点を意識してフォームを設計すべきでしょう。
問い合わせいただく前に、お客さま自身でできることを明示しておく
お問い合わせいただき、レスポンスあるまで当然時間がかかります。
フォーム入力いただくことを前提としつつ、FAQへのリンクやチャットボット等、解決できそうな手段を明示しておきましょう。お問い合わせ内容の回答時期を明示する
お問い合わせいただいた内容に対して、どれくらいの時間で回答できるのかを明示しておきましょう。営業カレンダー等を明記することも必要でしょう。送信ボタンをファーストビューに収める
フォーム入力項目を取り込んだ専用ページを用意しましょう。
上記の1や2を乗せると情報量が多くなります。PCブラウザで見られる場合はファーストビューに送信ボタンが見えるとよいでしょう。
スマホの場合は、画面遷移で1や2を表示させる等、可能な限り入力項目を簡素化すべきでしょう。
BtoB、BtoCどちらのビジネスでも意識すること
フォーム設計には正解がありません。GoogleAnalyticsで離脱状況などをみつつ、また問い合わせ内容やお客さまのフィードバックから常に見直す必要があります。
つまり、入力項目やレイアウト等を、お問い合わせを受け付けているご担当者様やWebのご担当者様ご自身で変更できること。これがもっとも大事なことであると私たちは考えます。
いまやフォーム入力の作成は様々なサービスがあり、自由度高く作成することができます。
フォームの改修に時間もコストがかかっている。もっと自由にフォームを作成し、顧客との接点を改善したい。
そんな方はぜひ当社へご相談ください!
書いた人:岡田