宇宙の距離を比較する
「宇宙旅行」とだけ言われると、何か富裕層向けの話なんだなとか、ロマンがあるなとか、空気がないとか怖いな、などといろいろと想像できることがあると思います。
そこに、関連する情報を加えるとまた違った連想をしていく感覚がわかるのではないでしょうか。そして、その連想では、今後の宇宙ビジネスへの動きもわかるような気がします。
距離を比較する
次の情報だけでも「宇宙旅行」に違いができます。
地球と宇宙の境目といわれるカーマンラインまでの距離100km
宇宙国際ステーションまで400km
月まで40万km
アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏の有人飛行のニューシェパードはカーマンラインまで行って降りてきます。時間にして10分程度だそうです。
国際宇宙ステーションはその4倍程度の距離で、巨大な有人実験施設としてあります。
そして、月には国際宇宙ステーションまでの距離の100倍が必要ですが、月周回旅行として実現は間近です。
宇宙ビジネスを考察
宇宙ビジネスならこうです。
単純にちょっとでいいから宇宙を経験したいなら
カーマンラインまでの宇宙旅行。
数日間の滞在で一般的な宇宙旅行といえるのは
宇宙国際ステーション付近までの旅行。
宇宙への冒険旅行とすれば、月旅行。
どうでしょうか?
カーマンラインや国際宇宙ステーションを一般的な富裕層向けとしておいて、月はさらなる富裕層向けのプランとします。
カーマンラインがテーマパーク
宇宙国際ステーションが宿泊旅行
月はクルーズ旅行
最初の「宇宙旅行」が違った含みを与えてくれています
連想情報をアイデアにする
すこしの連想する情報でいろいろな想像が生まれてきます。
そして、その想像がアイデアにかわるのだとすれば、何かを見るときの比較の視点はとても大切なことだと思います。