【Flutter】loggerパッケージについて
はじめに
Flutterには、デフォルトでログを出力する仕組みがあります。print(“ログメッセージ”)のようにしてコードを書くと、実行時にターミナルに内容が表示されます。
開発時ならこれでもいいのですが、本番で使う場合はもう少し詳しくログを出したほうが問題箇所発見などに役に立ちます。Flutterのパッケージには、多機能なログ機能があるパッケージがあり、その一つの「logger」について書いていこうと思います。
logger
loggerは拡張性が高いロガーパッケージです。
ログ情報も見やすく、情報(info)や警告(warning)やエラー(error)などレベルを指定してログを出力することができます。ファイルへのログの保存やフォーマットなどの高度なログ機能を提供します。
pub.dev: https://pub.dev/packages/logger
例
pub.devのコードをFlutterプロジェクト初期にできるカウントアプリに追加してみました。
使い方は簡単で、Loggerインスタンスを作成して、ログを出力するメソッドを実行するだけです。
example_logger.dart
import 'package:logger/logger.dart';
class ExampleLogger {
final logger = Logger();
void log() {
logger.d("ロガーのテスト");
// ログレベルごとに出力
logger.t("Trace log");
logger.d("Debug log");
logger.i("Info log");
logger.w("Warning log");
logger.e("Error log", error: 'Test Error');
logger.f("What a fatal log", error: "エラー", stackTrace: null);
}
}
以下main.dartのカウント処理部分
void _incrementCounter() {
setState(() {
_counter++;
// loggerの例
final logger = ExampleLogger();
// ロガーテスト
logger.log();
});
}
初期アプリを起動させて、フローティングボタンを押すと、ターミナルに以下のようなログが出力されます。
おわりに
今回はloggerを使用して、ログを出してみました。
またログのフォーマットやオプションもつけられるので、試して行きたいと思います。
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