【日記】食品と微生物は一般的に考えられている以上に身近なモノだ。【2021年4月24日土曜日】

ワインどころかお酒を飲まないけど、手元にあったおつまみお菓子に書いてあった増粘剤「キサンタンガム」を調べてみた。

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キサンタンガムは前に少し調べたことがあって、菌が産生する物質なのは知っていた。

キサンタンガムはキサントモナス・キャンペストリス(カンペストリス)という菌がデンプンを使って作る物質で、分子量が数百から数千ある粘性のある、多糖類みたいだ。
粘性のある物質は大体高分子だと思っていたけど、原料のデンプンより高分子だとは思わなかった。
まあ、食品に含まれている程度ではどのくらい粘性があるのかよくわからないけど。
菌が作っている成分はいっぱいあって、ブドウ糖液、異性化多糖などという表記の成分はキサンタンガムとは逆に高分子のデンプンを細かくしてブドウ糖などの分子量の低い糖に変えたモノだ、でもこれも菌が作った酵素を使っていて、食べ物はかなりの部分で微生物が関わっている。
また、人や動物の唾液に含まれる酵素もデンプンを細かくするはたらきがある。
そのような酵素などをたくさん得ようと思ったら今の科学技術では生き物、中でも菌を使うしかなさそうだ。

培養液にDNAやRNAを浮かべて作れるようにはならないのかなぁ?
菌に代わるとしたらそれがあると思ったけど、菌みたいに自己複製させるとしたらPCRもしなきゃならないからやっぱり菌以外ありえないか。笑

菌が作っていると聞くと抵抗がある人も多いと思うけど、ヨーグルトも納豆も菌だし、しかも菌をそのまま摂取している。
キサンタンガムみたいなのは物質を使っているという感じだけど、この両者は菌も生きた栄養みたいな感じだ。

まあ、何事も慣れなんだろうなぁ。
・・昆虫食とかは絶対勘弁だけど。笑

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