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いきいきしてるってエンゲージメント?

この記事はいきいきアドベントカレンダーの21日目の記事です。いきいき!

いきいきしてるって感覚をManagement 3.0方面で表現するとエンゲージメントでしょう、たぶん。

で、Management 3.0でエンゲージメントを高めるとなるとムービングモチベーターズが一番に挙げられるかな。

ムービングモチベーターズは内発的動機(「何かの行為」自体が楽しいので「何かの行為」をやる系のモチベーション)のなかでもビジネスコンテキストに沿った10個の内発的動機に対して、何が大事か、どの順番で大事か、みたいなことを個人だったりチームだったりで考えるきっかけになるワークです。

これ。

単純に目の前にカード並べてコミュニケーションのきっかけにしたりといった使い方も十分効果的なのですが、イチオシなのはManagement 3.0のキーワードでもある「システムをマネジメントする」をイメージした使い方です。

「システムをマネジメントする」って何だって話だと思いますが、エンゲージメントの観点でどんな感じかというと、

「その人やチームがいる環境のなかでエンゲージメントに繋がる内発的動機が満たされる可能性を最大化し、それを妨げる障害を取り除く」

という表現ができると思っていて、人に直接アプローチせず、周りの環境や仕組みに目を向けて、そのなかにいる人がそうなる方向に進みやすくなるようなきっかけをつくるって感じだと私は思っています。

じゃあその内発的動機が満たされる可能性を最大化するにはどうすればいいかって話ですよね。なので、ここでムービングモチベーターズを使って、「何が大事か」「どうやれば満たされるか(あるいは、どうすれば満たされないか)」を、その人が発言しやすい状況のなかでお互いに話し合うようなアプローチをするわけです。

これだけでも、チームでやれば、「あのときあの人はこういう話をしていたな」という認識がどこかで働いて、その人の行動に何かしら影響をあたえるようになることもあります(もちろんそうならないこともあるし、些細なことに終わることもあります。この辺は「複雑系に刺激を与える」ってイメージです)

そこに加えて、その人やチームが大事にしているモチベーターに合わせてチームの動き方を変えていくと、日々の活動のなかでモチベーターが満たされる可能性が高まります。

例えば、自由を大事にしている人が多いのであれば、もしかしたら、意思決定のやり方を全会一致や大多数などの民主的な方法よりも独断や少数が決定するようなやり方に倒した方がいいかもしれません。

とはいえ、自分のモチベーターについてチームで話すということ自体がその人の内発的動機をくすぐる感じになることも多いので、まずは「ちょっとおもしろいゲームをしてみようよ」くらいの入りでもいい気がします。

仕事のなかで「ちょっとしたゲームができる」あるいは「ちょっとしたゲームをしてもいいんだ」という認識が次の行動を刺激したり、その認識自体がエンゲージメントを高めそうな気配もありますね。そういう文化圏じゃない環境なら、最初の一歩はなおさら。

というムービングモチベーターズを含むManagement 3.0に関するあれこれをまとめていますので、よかったら参照してもらえるとうれしいです!



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