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ライフロングキンダーガーテンを小さなABD会で読んだ

こちらのイベントで。

本はプログラミング教育でよく出てくるScratchについて、その開発者が掲げたビジョンについて書いてあるライフロングキンダーガーテン。読んでからだいぶ時間は経っているので改めて新鮮な気持ちで読み直し。

印象に強く残ったのはずばりタイトルにもある「ライフロングキンダーガーテン」

日本語にすると「生涯幼稚園」このことばが何を指しているかというと。

幼稚園のこどもって、例えばブロック遊びや砂場遊びで、手を動かしてものをつくっては家族やともだちに見せて、反応から学んで、新たな方向性をみつけて、壊してはまたつくってを繰り返していくような学び方をしていて、幼稚園以降のともすれば正解重視ともとれる学び方とは対照的な姿勢をもっているわけです。

こうした学び方が創造的な思考を育む学び方であり、それは限られた一部の人間が持つものではなく、誰もが持っているもの。だってみんなこどもの頃はそうしてたよね。

なので、幼稚園を出て小学校〜大人になっていくなかで、ひとつの正解を求めるような学び方に変わっていく(変わらせられる)のではなく、むしろ幼稚園のこどものようにずっと想像的に学ぶ姿勢でありたいしあって欲しい、そんな遊ぶように学ぶひとで溢れる世界を実現したい!

という想いをぎゅぎゅっと詰め込んだのが「ライフロングキンダーガーテン」ということばでした。

じゃあそれを実現するにはどうすれば、といった内容が本には書かれていて、その軸となるキーワードが、プロジェクト(Project)、情熱(Passion)、仲間(Peer)、遊び(Play)の4つのP。言ってみればいっしょにものをつくること。で、これをプロダクトにしたのがScratch。

たぶん、これを読むのと読まないとではScratchに対する見方がだいぶ変わるんじゃないかな。

CoderDojo赤羽もやってる身ではあるので、この世界の実現に向けては何らか貢献していきたいし、この内容を踏まえた場をつくっていきたいものです。

そんなこんなで本当に小さな小さなABD会とはなったけど、何人だろうが良い本を一緒に読んですぐ感想を話せるという体験はとても楽しくて、ABDというやり方はよく出来てるなーと思いました。

そして和室だとリレープレゼンで畳にサマライズした紙を敷けるよ!

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