【中学社会】学校とは少し違う時差計算の方法③
前回の記事では、数直線を使った計算しない時差計算についてお伝えしました。
この記事では、テストや入試に出てくるような、飛行機が出てくる問題について考えていきます。
前回は数直線を使いましたが、今回はさらに表を使います。
(例題)
文字見えにくいな……
シカゴ(西経90度)…3月1日午後5時30分
↓ 飛行機 13時間
神戸(東経135度)…何月何日午前・午後何時何分
って問題ですね。
手順① 数直線に情報を書き込む
まず、今分かっている情報を数直線に書き込みます。
手順② 2地点間の経度差を出す
前回の記事のまとめで説明した③ですね。
③マイナス側を西経、プラス側を東経として、経度差を出す。
+135-(-90)で計算してもいいし、目盛りを数えてもいいです。
実際の問題では、15度ずつで目盛り(経線)が書かれていることは少ないので、計算の方で慣れていきましょう。
手順③ 2地点の時差を求める
経度差÷15で時差が求められるので、シカゴと東京の時差は
+135-(-90)=225←手順②
225÷15=15時間です。
手順④ 出発したときの到着地の現地時間を求める
前回の記事でお伝えした方法を使います。
⑤日時が分かっている地点から見て、左側の地点ならマイナス、右側の地点ならプラスで、もう1つの地点の日時を求める。
シカゴから見て、東京はプラス側に位置しているので、時差15時間分を足します。
3月1日の午後5時30分の15時間後は3月2日の午前8時30分です。
手順⑤ 飛行機に乗っていた時間を足す
シカゴを出発したときの、神戸市の現地時間が分かれば、あとは飛行時間を足すだけです。
3月2日午前8時30分の13時間後は……
答え:3月2日午後9時30分でした!
これ、やることは単純なんですが、計算が二段階になるので、あれ?今どの計算してたっけ?とミスしやすい問題なんですよね。
そこで、整理するために、飛行機が出てくる時差計算の問題はこちらの表を使います。
この表に、分かったことを書き込んでいくだけです。
今回の解説では、
①出発時点の到着地の現地時間を求める。
②そこから飛行時間を足す。
という順番なので、シカゴの到着時間の欄は空白でOKです。
苦手な人も多い時差計算ですが、やり方を変えると結構単純です。
数直線で考える方法で、時差計算のミスや苦手意識が減るといいなー。
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