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#22 農村回帰ってもう終わったの?

2024(令和6)年3月24日

ランチェスターの1商圏分析

ランチェスター戦略の1商圏分析を、移住定住の分野で考える。
移住に補助金は強者の戦略。
弱者は特定の人にだけ魅力的な地域づくりが必要だと考えられる。
東京都や県都からの移住を調査し、状況把握をする必要がある。

10代目ネタ帳

RESAS(https://resas.go.jp/)で調べてみると、
東京都の転入転出状況はコチラ👇

東京都の年ごとの社会増減

大阪や名古屋、神戸、博多など、各エリアの中心都市から転入があり、
東京の郊外(埼玉、神奈川、千葉)に転出していることが分かる。
転入は進学のタイミングで、転出は結婚や住宅取得のタイミングで、
移動していることが推測できる。

一方、県都(宇都宮市)の場合はコチラ👇


宇都宮市の年ごとの社会増減

本市を含める県北~県央地域からの転入が多く、
JR宇都宮線(東北本線)や湘南新宿ライン沿いの東京、埼玉の都市を中心に転出している。
その中で上三川町は、宇都宮市に隣接し、大型ショッピングモールや高速道路のICが整備されているため、車での通勤に便利で生活しやすい街になっている。そのような要因で、転出先に選ばれているのではないかと推測する。

このようなデータを見ていると、移住者を「首都圏」や「県都」から考えるのは、属性の選択として間違いなのかもしれない。
もっと感性に響く「ペットが暮らしやすい街」や「特定のスポーツ振興に特化した街」などの方が魅力的に見えるのかも。