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「25歳のときなにしてた?」Vol.5:The sauna LAMPスタッフ おゆうくん

-プロフィール
鳥取県鳥取市、吉川友斗(よしかわゆうと)あだ名は、おゆう。

大学進学で鳥取県から滋賀県に。大学卒業後、東京のIT関連の会社に就職し1年半ほど営業をする。その後少しの期間を経て、観光などのメディア事業をしている会社のコンテンツディレクターを約1年する。
住む場所を変えていく中で、長野県信濃町に流れ着く。
現在は『The Sauna | LAMP in Nagano』でサウナ施設のスタッフとして働く。

ー広がった選択肢と決断。環境を変え続けて見つけた居場所ー

自分に合う環境を求めて

-おゆうくん は25歳のとき何してましたか?
おゆうくん :25歳のときは、2社目の会社で働いていて、そろそろ辞めるかなって言う時期でしたね。25歳のときは仕事も変わってるし、住む場所を4回くらい変えていて、自分の中で結構転換期だったと思います。

-住む場所を4回も変えられたんですね!
おゆうくん :そのとき丁度、身の振り方をどうしようかなってめちゃくちゃ考えてた時期で、一度場所を変えようと思い立って引越しをしていたら、結果的に移動が多くなってしまったんです。

最初は、誕生日に目黒のシェアハウスに住んでたのを八王子のシェアハウスに引越したんです。そこから長野県の信濃町に引越して、出身地の鳥取県に戻って来て大山に辿り着いて、それからまた信濃町に戻るって言う感じでした。大体3ヶ月に1回住む場所を変えてましたね。

-どうしてそんなに移動を!?
おゆうくん:移動しようって思った理由を振り返ると、自分の中で「何かを変えよう」としていたのはあります。

それと、誰が何をやってるとか、こういう仕事をしてるとか、こんな肩書持ってますってことよりも場所が持つ魅力とか、居心地のいい場所ってなんだろう?って思って。

そこで「空間」「環境」「場所」のキーワードに自分が無意識に興味を持ってるなってことに気づいて、自分の居心地がいい場所を探すために移動してた感じですね。

-「空間」「環境」「場所」のキーワードに興味を持っているなって気づいたきっかけはありますか?
おゆうくん :下北沢にある『ボーナストラック』って言う場所で、イベントある時に手伝うスタッフとして働いて関わらせてもらったり、高円寺にある『小杉湯』って言う銭湯で手伝いさせてもらったりする中で、「場づくり」とか、「顔の見える関係性ができる場所」にたまたま身を置くことがあったので、それがきっかけで気づけたみたいなのはありますね。

実際に移動された中で気づくものはありましたか?
おゆうくん :めちゃくちゃありますね。

どういう場所が魅力的かを言語化するのはちょっと難しいなってところがあるんだけど、「人」がめちゃめちゃ大事。

それと人が集まる場所ってなんか、いろんな要素があるって思っているんです。いろんな要素がギュって混じってすごくいい場所になるんだと思うんですよね。

俺が出会っただけでもこんな素敵な場所や空間があるんだったら、世の中にはもっとあるんだろうなって思って、そんな場所を全部見てみたいなって言う欲求が高まったって言うのはありますね。

いろんな場所に移動することで選択肢は広がりましたか?
おゆうくん:移動したら選択肢はね、広がるんですよね。
選択肢を広げることと同時に、決めるってめっちゃ大事だなって。

やっぱりいろいろんなところを移動して選択肢は無限にあるなって気づいた中で、ただ1個「住む」ってことを決めたんです。「信濃町に住んで考えよ」って。ここ信濃町でできる最大限のことってなんだろうって考えると言うのを決めたのは、25歳の大きな功績だなって思ってますね。

目の前のことに集中する

25歳のときは将来についてどう考えていましたか?
おゆうくん :将来に対しては考えてなかったですね。

将来こうしたいみたいなのはなくて、今の自分が興味あることや熱が入ることに、目の前のことにすごく注力してました。

それを大事にしてあげてる時期で、1年後の自分がこうありたいとか、
10年後、20年後こうありたいとかを考える時間はそんなに多くなかったと思いますね。

将来に対して不安になることもなかったですか?
おゆうくん :自分はこんなことに興味あるなとか、自分のことを知っていくのがすごい楽しい時間だったので不安を感じることはなかったですね。

それに自分の生きる上で「流されて生きていく」ことを大事にしてるんです。

人に言われて流されるって言うのは、あんまりいい印象じゃないじゃないですか。でも人に流されないと行きつけない場所とか、考え方って言うのはあるなって思ってて。

「ここでは流されるぞ」ってよし行っちゃえって言うのを決めてるのも自分だから、流されること自体は悪いことじゃないなって思ってからはすごい楽しかったです。

いいエネルギーにちゃんと敏感に察知していい方向に流されていくのは、自分にとってすごくいいことだなってことに気づいた25歳でした。

この場所にいることが自然に

-25歳の自分が今の自分をみて、1番予想していなかった出来事はなんですか?
おゆうくん :まず25歳の自分からすると、『The Sauna 』『LAMP』という場所でスタッフとして働きながら、信濃町に移住して住み続けるっていうことは思いもよらないし、予想できなかったです。

それに、信濃町に住むことやLAMPに携わることがどんどん自然なことになって、自分の中でこの場所を100年続ける場所にするんだなって思うようになることが25歳の自分は予想できなかったことですね。

-最後に、今年で25歳になる私にメッセージをいただけますか?
おゆうくん:シンプルに言うと、「今の自分が何をやってるときがいいエネルギー出してるかな」ってことに忠実になるのがいいと思います。
つまり自分の中にあるエネルギーに従うことです。ちょっと抽象的なことなので、自分の中で「それってどんなときかな?」って噛み砕いて考えてみたらいいと思いますね。

右側:25歳のおゆうくん

話し手:吉川友斗
聞き手・書き手:増井結花

※文中の記述はインタビュー当時の内容です


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