税理士の選び方を教えて
どうやって税理士を選べ良いか分からない・・・
『どうやって税理士(事務所)を選んだらいいですか?』
と尋ねられることがある。この質問に対する答えはすごくシンプル。
”飲みに行ってもよいなと感じた税理士と付き合え”
”一緒にメシは食いたくないなと思うような税理士とは付き合うな”と。
これが答え。滅茶苦茶重要。
付き合わない方がよいなと思う例も挙げてみる。
気が合わない、馬が合わない、ソリが合わない
話すときに、緊張する
合うと疲れる
不愉快な感じがする
どちらかが悪いとか、そういう問題じゃなく、どうしても苦手な人間っていると思う。自分とはタイプが違う、そういう人とは契約をしないのが無難である。
これは、彼氏彼女の関係に似ている。なんか、いいなと思って付き合い、やがてすべてをさらけ出すことになる。友達ではそこまでの関係とはならない。
経営者は遅かれ早かれ全て(お金に対する価値観、人間性、家族関係、社員との関係など)を税理士にさらけ出すことになる。となると、結局雰囲気で選んだほうが良いということになる。
何でも相談できる関係が構築できそうだなと感じた人と付き合った方が絶対的によい。
馬が合わない人だと、いつかコミュニケーション不全に陥ってしまう。双方にとって不幸である。
ただし、税理士と気が合わなくても、担当者と気が合うのであれば、問題も少ないかなと思う。担当者が、他の事務所に転職するときや独立するときは、ついていけばよいので。
気が合う、気が合わないの他に、もう一つだけ考えた方がよいことが!
それが経営者自身と税理士(担当者)との年齢である。
特に60代以上の経営者は注意した方がよい。60代の経営者で自分と同世代以上の税理士と付き合うと困ったことになるかもしれない。
年上の税理士は、自分より先に死ぬ可能性が高い。例えば、経営者が70歳、税理士が80歳。40年の付き合いで気心が知れているかもしれないが、残念ながらその税理士は経営者とその家族の面倒をみることはできない。
経営者が70才なら50歳の税理士と付き合っておけば、自分が90歳の時に相手は70歳。70歳であれば、自分の家族と会社について対応できる可能性は高い。
二世税理士、三世税理士がいて、息子税理士とも関係が出来ているのであれば、そのまま今の事務所と契約を続ければ問題ない。一番ベストである。
後継者のいない税理士事務所や息子税理士とソリが合わない場合は、付き合う事務所を変えるしかない。その場合、できれば60歳前後までには見切りをつけたいところだ。一から関係を構築するのは面倒だから、なるべく早い方がよいと思う。
自身が60歳前後の時に、40歳前後の税理士と付き合いを始めれば、そこから20年~30年付き合うことになる。自分の会社や自分の家族を知ってもらうのには十分な時間である。
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