経営者の皆さんへ。簿記3級のすすめ
ひとつ前の記事で、経営者は数字に強くあるべきということを書きました。
決算書の読み方を書いた書籍が書店に行くと結構置いてあるし、経済誌でもよく特集されています。
どれでもよいから一冊買ってきて、自社の決算書を横において読みすすめて、自社の状況に対する理解が深まるのであればそれで構いません。
ただ、本当に数字に弱い方にとっては、これらの本はハードルが高いのではと個人的には感じていて、そういう方は、簿記3級の勉強をすることをお勧めします。経営者というより、社会人みんな一度は勉強しておいて損は無いなと思うくらいおススメです。
さて、我々サイドがかなり危機感をもって現状の説明をしているのに、社長の危機感がそこまでのボルテージにならないという場面に遭遇することがあります。
同業者に『どう説明したら伝わるかな?』と相談しても、『そのタイプはダメだな。金が底をつくまで分からないよ。』などという返事が返ってくることがあります。
数字に対する感度が低すぎてどうにも伝わらないときがあります。
僕らからすると、経営指標の異常値は、健康診断の異常値と同じように見てほしいという思いがあります。
『もう、本当にお願いだから、改善しよ・・・』と切実な思いで説明する。
それでも伝わらない・・・。悲しくなります。
これを解決するには、ある程度は経営者の方にも学んでもらうしかないと思います。
誤解のないように言うと、簿記3級を学んでも、決算書は読めるようになりません。
ただ、我々との共通言語を取得できるので、税理士や金融機関とのコミュニケーションの質が高まります。
『こいつ、何言ってんだ・・・』から、
『あ~、確かにそうだね。』に変わる。
これでOKです。
同じテンション(目線)になることが大切です。
同じテンションになれば、伴走することができます。
社長にとって、この方がいろんな意味でコスパがよいです。
税理士に丸投げ、全任せは、コスパ悪いです。 笑
さて、ではどこで簿記3級を学ぶかです。
これは、大原簿記専門学校かTAC(タック)の二択です。
税理士や会計士のほぼ100%は受験生時代にこの学校にお世話になっています。
二大巨頭ですね。ここなら間違いありません。
質の高い授業が受けられます。
経営者の方が簿記を学ぶのは、簿記の試験に受かることが目的ではありません。
受かるだけなら、それこそ独学でも可能です。
でも、目的は試験に受かることではありません。受ける必要もないです。
ただ、理解してほしいのです。
だからこそ、実績のある学校の講座で学んでほしいなと思います。
余談ですが、かつてFP2級(ファイナンシャルプランナー)を受けたことがあります。試験の一週間前に奥さんに『全然勉強してないけど、受験する気あるの?』と問われました。
独学するつもりで、テキストと問題集は購入していたのですが、やる気が出なくて放ってありました。奥さんにチクッと言われたの一夜漬け的にテキストと問題集を見て、試験にのぞみました。
結果は合格だったのですが、な~~~~~~んにも頭に残りませんでした。
何を問う試験だったのかも全然覚えていません・・・。
経営者の方たちが簿記を勉強するにあたって、こういうのは避けてほしいです・・・
カリスマ講師の授業を真剣に聞いてほしいです。
学習期間や学習時間も短く、費用もお安いですし、経費で落とせます!
経費で落とせる=3割引きで受講できるわけです。高校生たちは経費にもできず、満額払っているんです。そう思うとちょっと申し訳ないですね^^;
何十年と経営者をする間のほんの一瞬です。高校生に戻ったつもりで勉強してみてください!!
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