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ブレイクスルーできるんですか?の妊活記録①〜クリニックに行くまで〜

私たちは結婚して3年目、1度の流産を経験して、今は都内のクリニックに通っています。

ちょうどスクリーニング検査が1巡したタイミングである。これまでの流れを少し記録に残しておこうと思って書き始めました。


「不妊」って言葉がまだ受け入れ難い

結局まだ、「不妊治療」という言葉をまだ使いたくない、という葛藤がある。今の私はまだ、あなたは「不妊」ですと言われることに対する受け入れ態勢が整っていないから。

なぜなら、まだ治療されていないと思っているから。これから医療の力を借りて妊娠にチャレンジすることになるだろうが(現に次は治療計画を立てる段階と言われている)、特別に悪いところがあるわけではない(と思う)のに「不妊治療」という言葉を積極的に使いたくない。

本格的な治療が開始したら自分が「不妊」であることを飲み込めるようになるのだろうか。

ブレイクスルー?

流産したけれど1度妊娠した事実があるから、まぁまた授かるだろうと思って1年がすたあたりから焦りはじめた。

通っている婦人科の先生には、妊娠の前例もあるからもう少し夫婦でタイミング見て頑張ってみたらと言われていたが、私は気になったら即行動してしまうタイプで、じっとしていられないのです。何か、問題があるかもしれないから、調べたほうが良いのではないか?と思い、まずは区の無料の婦人科検診をひととおり受けた。やっぱり問題はない。

その時に受けた区の婦人科の先生に、特に所見はないが専門のクリニックに行くと、ブレイクスルーになるかもしれないよ。といくつかの専門病院が書かれているリストをもらった。

ん?
先生の言い方があまりにも自然だったのでスルーしそうになったけれど、なんか面白いこと言ってなかったか?
ブ・レ・イ・ク・ス・ルー?
ブレイクスルー?
突破できる?
言葉は知っているけど、目の前で口から発せられたのは初めてだと思う。
え、専門の病院行くとブレイクスルーできちゃうの?

先生のきらりと光るワードチョイスに完全に心を奪われた私は、帰宅してきた夫を捕まえてすぐさま、クリニックのプレゼンをし、ついに通ってみることになったのだ。

イマドキのクリニック

もらったリストの中から、私たちは家から電車で行きやすく、明るい都会の街にあるクリニックを選択しました。
院内はびっくりするほど明るく綺麗で、窓口の対応もよく、呼び出しは徹底した番号管理、患者のプライバシーがしっかり守られていて、思わずため息が出るほど。
来院者も清潔感のある中・高所得であろうカップルや、小綺麗な女性が多く、場所柄もあると思うが、都内のクリニックってこんな感じなんだ。と、なんか儲かってそうだなぁとか、要らない感想を持ちました。

先生から今後の進め方について説明があり、ここで初めて自費診療と保険診療の項目があるということを知りました。不妊治療が保険適用化されたと聞いていたから、クリニックで聞けばいいやと何も調べていなかった私たちは、自費負担分が思った以上にあることに驚きましたが、まぁ来たからにはやるしかないと、まずはスクリーニングからということで、私たちの妊活はぬるっとスタートした。

次の記事から具体的な検査や流れをまた記録していこうと思います。


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