【2024年夏版】たたみ1枚分の超狭小スペースで作るトリプルモニタ環境のデスクセットアップ
動機
あ〜、44インチの湾曲大型モニター設置したい!180センチの幅広天板をカナデモノにオーダーして電動昇降デスクにのっけたい、そんなオシャレでクールなデスク周りにしたい!
しかし現実は、そんな広いスペースも用意できないし、予算の制約あるし、とりあえず買ってしまった機材はなかなか捨てれないし、でも在宅の時は効率的に仕事ができる環境にはしたいし、もちろんこだわりたいところはたくさんあるし…
これ、私だけでなく、#デスク周り #デスクツアー #デスクセットアップ のハッシュタグを追いかけてnoteを読んだりYoutube などを追いかけている多くの方のホンネ(羨望)ではないでしょうか?
ということで、限られたスペース、限られた予算、外したくない「こだわり」をムリヤリ詰め込んだ、IT(ソフトウェアベンダー)営業30年選手のデスクセットアップ、ほんの少しですが、こだわった結果をご紹介します。
結果
出来上がりが、こちらです。
デスクと椅子(肘掛け無しのハーマンミラー)の設置スペースは、ぴったり畳1枚(1800mm x 900mm)。部屋は6畳の広さなのですが、ベッドやチェストを置いた残りスペースだと、それくらいしか使用許可がおりず…
寝室の片隅の狭小スペースに、Macbook Air M2 13.3インチ内蔵モニターに、24インチと15インチの外部モニター2枚を接続した、トリプルディスプレイ構成に加え、モニター上部には本棚2段(上の段は現在小物置き)と、決してスッキリとした環境とは言い難いですが、仕事に必要なものをギュッと詰め込んだデスク環境となっています。
デスクは、ハンドメイドオンラインマーケットプレイスのCreemaで探した、工房piCamo[ピカモ]さんにカスタムオーダーで対応いただいた600mm x 600mmのスクエアテーブル。元々は1200mm x 600mmの天板を、半分にカットしてもらうだけでなく、モニターアーム設置用の切り欠きを入れたり、引き出しも付けてもらいました。
椅子は、スペースと予算の都合もあり、でも所有欲は満たしたいので、肘掛けなしのハーマンミラーを購入。ヘッドレストもつけました。でも、肘掛けなしのハーマンミラーなんて… (注:2021年にオフィシャルサイトで購入しましたが、執筆時点の2024年はAmazonでも販売していません)
私は読書家というほどではありませんが、仕事に関係するビジネス書などを時々読むので、本棚設置も検討。スペースに余裕がある場合は、デスク横とかに本棚を優雅におくんでしょうが、何せ畳1枚のスペースなので、本棚も上に浮かせるしかない。
そこで、スチールラックで有名なルミナスのルノワールシリーズのパーツを組み合わせて、机の上側に本棚を作ることに。ルノワールは、その名の通り黒が基調なので、色味の統一感はとれましたし、棚の幅が600mmと、デスクの幅と同じで、パッと見、デスクとの一体感?も取ることができました
結果詳説
モニター使い分け
Macbook Airの13.3インチ ビルトインモニターをメイン作業エリアとして、プレゼンやその他資料に文書、長文メール作成用としてに使っています。
24インチのセカンドモニターは、Web検索結果や過去資料やEvernoteにクリップした記事やWebページなどの表示、時々DeepLアプリで翻訳結果表示したり、稀に動画編集する場合は、プレビュー画面をこちらに表示するなど、参照用途です。参照用と割切り、コスパの高いKOORUIのモニタを購入しました。
やはり、縦の目線の動きなので、メインモニタと頻繁に行ったり来たりする割には、疲れにくいですね。リモートプレゼンの時は、発表者資料やスクリプトをここに表示し、Webカメラをその前方に配置することで、目線を極力視聴者側に向けるようにしています。詳細は、Webカメラのパートで。
サードモニターはコロナ始まってすぐに購入した、使い回しの15.6インチモバイルモニター。半年前まではセカンドモニターとして使っていました。現在は、メールとチャットアプリを画面分割して新着チェック。メールも、簡単な返信ならこの画面の中でやってしまいます。そうすると、メール通知が来た時だけ横向けばいいので、首も楽。あとは、セカンドモニターに入りきれない資料をたまに表示したり。
ホントは、この場所にMacbook Airを設置し、デスク上にはもう1枚24インチ相当のモニターを配置した、縦のデュアルモニター+Macbookでのトリプルモニター構成を目論んでいました。
参考にさせていただいたのは、こちらの記事。この記事に出会わなかったら、ここまで手を出さなかったかもしれません…
でも、こんなスペースは、うちの部屋にもデスク天板にも無いし、モニターとキーボードを狭小デスク上に追加して置くのは物理的に無理なことが判明。
さらに、ロボロビンのノートパソコンアームを先に購入していたのですが、Macbook置いたら領域侵犯はなはだしいと家族からクレームが来たのと、
老眼のためMacbook画面との距離も遠くなるということから、その設置はやむなく断念…
とはいえ、怪我の功名では無いですが、良い事も。
職務柄客先訪問多いので、現地でのプレゼン用モニターとしてたまに外して持っていくこともあります。(本来用途ですね…)
ノートパソコン用アームに設置しているので取り外しは簡単。VESAで直接マウントしてしまうと、取り外しは大変ですから。
さらに、このモバイルモニター、USB-C接続できるので荷物になるACアダプタとか不要ですし。
結果的に、3枚のモニターとの距離はほぼ同じになったし、コックピット感もあり、個人的にはかなり気に入っています。
ちなみに、Macbookには、Blueloungeのフリップスタンドをつけて、タイピングに傾斜をつけています。これに慣れると、ノートパソコン使う時に傾斜がついてないと、タイピングしにくいのなんの…
配線とりまとめ
ご存知の方も多いと思いますが、Macbook M1/M2では、標準では2枚以上の外部モニター構成は取れません。また、USB-Cマルチポート付きの高級なモニターも予算制約上買えないので、AnkerのUSB-Cドッキングステーションを購入しDisplayLink ManagerをMacbookにインストール。これなら、USB-Cで給電できるのでMacbookの電源アダプターは不要となり、机の上の配線
ごちゃつきも回避可能。
しかし次の問題が。
AnkerドッキングステーションのACアダプタがでかい!開封してびっくり!!ドッキングステーションとほぼ同じ大きさ。600mmx600mmのデスクでは、ACアダプタを置く場所はもちろん、その配線をも隠そうにも、隠す場所がありません。デスク天板裏も、引き出し付けちゃってるから、そんなに空きは無いし。
そこで思いついたのが、本棚に単なる飾りとして付けておいたパンチングボードの有効活用。
そこに強力マグネットで固定し浮かせて、モニター接続のHDMIケーブルや、WebカメラなどのUSBケーブルは、写真のようにある程度まとめて、乱雑感が出ないように。ACアダプタもパンチングボードの裏側に固定して隠しました。
その他のACアダプタや電源ケーブル類は、天板裏にケーブルガイドで引っ掛けてまとめています。
マイクアームに取り付けたWebカメラ
なんでそんなことしてんの?と首をかしげる方も多いと思いますが、今回トリプルモニター構成の次にこだわったところです。
この環境にするまでは、以前はセカンドモニターだったモバイルディスプレイの上部にWebカメラ LogicoolのC922 Proを乗っけていたのですが、それだと相手と目線が合わなすぎるので、それがとても嫌だったのです。営業の性と言いますか…
リモートでプレゼンする時も、私は自分の顔を横に出すようにしているのですが、その時にプレゼンターの目線が全く別の方を見てるのは、聞き手の立場で考えると嫌だな、と。
ディスプレイの真ん中あたりに吸着せさて目線を合わせるカメラも売ってますが、それじゃあカッコ悪いし、何よりせっかく買ったC922 Proが無駄になる、、、
何かクールな方法がないかと、海外のYoutuberの動画やBlogなど色々と探しましたが、そんなところにこだわっている方を見つけられず…
そんな中思いついたのが、マイクアームにWebカメラを取り付ければ、Web会議の時は目線が合う位置までアームを伸ばして、終わったら畳めばいい!
ノートパソコンアーム用のポールに、長尾製作所のマイクアーム固定用のクランプテーブル経由で設置。セカンドモニターとサードモニターの間から伸縮させるように設置しました。
その他使っているもの
ワイヤレスヘッドセット
Jabra Evolve2 85。JabraのBluetoothヘッドセットの最高峰機種です。3年ほど使っています。Web会議の時は、基本的にこれを使います。英語での会議も多いのですが、英語はそんなに得意ではないので、こういう密閉型の方が聞き取りやすいというレビューを信じて、ヒアリング力が向上するのではという淡い期待のもと購入。結果は…
専用キャリングケース付属で、有線接続用のイヤフォンジャック付きケーブルもついているので、海外出張の時にも必ず携行して、機内映画観る時に使ってます。密閉型なので、耳栓がわりにもなるし。
とはいえ、オフィス出社のたびに持ち歩くのは荷物がかさ張るので、SONYのLinkBuds WF-L900も併用しています。購入当時すでに型落ちでしたが、耳穴を塞がない構造になっているので、装着時でも外部の音をひろいやすいのが気に入っています。
モバイルスピーカー
設置場所がないので小さいサイズであることはもちろん、キャンプなど外出先や他の部屋でも使うことも考え、Anker Soundcore Mini3を購入。マイクも内蔵しているので、Web会議用のスピーカーマイクとしても使えるので重宝しています。
モニターライト
ここは迷いなくBenQ ScreenBar Haloを購入。24インチのセカンドモニタの上部に引っ掛けて設置しています。バックライトをオンにすることで白い壁に反射し、少しですがデスク周りが明るい感じになります。
ただ、それでは本を読むときに光量が足りなく感じたので、娘の学習机用に買っていたZライトを引っ張り出してきて、本棚に設置し、上部から照射しています。
これだけが白で色味が合っていないので、そのうちなんとかしたいです。
スマホホルダー
モニター浮かせたからスマホも浮かせて、デスク上の作業可能領域を広げたいと考え、車載スマホホルダーを3年前に購入し、現在でも使い続けています。通常なら、車のダッシュボードに吸着せるのですが、デスクにはそんな設置場所はないので、クランプ式のヘッドホンスタンドを購入し、その縦の面に吸着させています。そのうち、Magsafe対応の充電スタンドに変えようとは思ってますが、次のiPhone買換えの時でしょうかね。
ステンレスボトル
JCの娘から、2024年の父の日プレゼントでもらった、スタバのステンレスボトル。大事に使わせてもらっています。
これ、デザインもそうですが、保温/保冷機能が素晴らしくいいです。朝入れた氷は、夕方まで持ちますし、あったかい飲み物も、昼を過ぎても冷たくなったりしません。飲む時に蓋を外さなければいけない面倒さはありますが、それを補ってあまりある優れものです。
畳1枚分の狭小スペースで作るトリプルディスプレイデスクツアー、いかがでしたか?
スペースも予算も十分にお持ちの方にはおそらく参考にならないかもしれませんが、限られた条件の中で、こだわりを実現する一つの方法として、ご覧いただけたのなら幸いです。
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