見出し画像

Google検索結果のサイトリンクが縦長化?UI変更テストを確認

こんにちは、メイヨーです。仕事柄、Google検索にまつわる備忘録をnoteにまとめています。今回は、検索結果に表示されるサイトリンクのUIに変更テストがあったようなので、そちらについて記載しています。

サイトリンクとは

Google検索結果におけるサイトリンクとは、特定のサイトでよくアクセスされる・ユーザーの役に立つとGoogleが判断したページへのショートカットをまとめたようなパーツです。

検索結果ですべてのページにサイトリンクが表示されるわけではなく、特に関連性が高かったりニーズがあると判断された場合に表示されます。例えば、「楽天」と検索したときに一番上に来る楽天市場のサイトには複数のサイトリンクが表示されています。

こうしたサイトリンクがあることで、ユーザーは探しているコンテンツにいち早くアクセスすることができます。Googleはこうした機能を適宜活用して、検索エンジンとしての利便性を提供しています。

以前のサイトリンクは可否の指定も

以前はSearch Console経由でサイトリンクの掲載可否が申請できたようなのですが、現在は廃止されGoogleが自動的にショートカットを作成しています。

Google検索(PC版)のサイトリンク

楽天市場・Yahoo!・H.I.S.の3社を例にキャプチャを比較します。まずはPC版のGoogle検索結果から。

楽天市場

楽天のPC版検索結果は2カラムと1カラムでサイトリンクに変化がありませんでした。テスト時の2カラムのほうが、占有領域が多少広くなったくらいですね。

現状のサイトリンク(2カラム)

画像7

UI変更テスト時のサイトリンク(縦長1カラム)

画像1

ヤフー

Yahoo!JAPANは通常の2カラムサイトリンクが6枠、UIテスト時の1カラムが4枠となっていました。1カラムの場合最大4枠となるのかもしれません。

現状のサイトリンク(2カラム)

画像12

UI変更テスト時のサイトリンク(縦長1カラム)

画像3

H.I.S.

H.I.S.も同じく通常のサイトリンク6枠からUIテスト時に4枠に減少しました。2カラム時に切れていた「国内旅行・国内ツアーの予約…」が「国内旅行・国内ツアーの予約サイト」まで表示されているので、2カラムと1カラムのUIで文字数制限にわずかに違いがあるようです。

現状のサイトリンク(2カラム)

画像11

UI変更テスト時のサイトリンク(縦長1カラム)

画像2

Google検索(スマートフォン版)のサイトリンク

続いて、モバイル版のサイトリンクを比較します。こちらはPC版ほど大きな変化が見られませんでした。各サイトリンクのdescriptionがもともとPC版のみに表示されるため、PC版のほうが純粋な情報量は有利となるかもしれません。

楽天

UIテスト時と通常時でサイトリンクの内容がやや変化したものの、見た目には大きな変化はありませんでした。

現状のサイトリンク

画像8

PC版でUI変更テスト時のサイトリンク

画像4

ヤフー

サイトリンクの内容に大きな変化はないものの、UIテスト時にアプリインストールのブロックが追加されていました。

現状のサイトリンク

画像9
PC版でUI変更テスト時のサイトリンク

画像5

H.I.S.

H.I.S.でも楽天同様に大きな変化がなく、サイト内検索バーも保持されていました。

現状のサイトリンク

画像10

PC版でUI変更テスト時のサイトリンク

画像6

サイトリンクUIテストの変化まとめ

以上の傾向から見ると、下記について言えるかと思います。

・PC版でサイトリンクのUIが1カラムになる可能性がある
・PC版でサイトリンクが4枠の場合、1カラムで表示範囲が増える可能性も
・PC版でサイトリンクが6枠の場合、UI変更でも変化がない見込み
・1カラム化でPC版サイトリンクの表示文字数はわずかに増える可能性も
・スマホ版のサイトリンクにはほぼ影響がない見込み
・とはいえ、サイトリンクの表示や内容は任意編集ができない
・ユーザーに人気のコンテンツは必ずクロールさせる

ユーザーに有益な情報を発信し続け、クローラーに認識させることが第一ですのでスタンスに変わりはありません。

今回のUIテストが一時的なものかはわかりませんが、Googleは細かな変更を絶えず繰り返しているので、また確認でき次第備忘録に残したいと思います。

Google検索系その他の記事

そのほかのnoteもよろしければご覧ください。検索を重視されているWEB担当の方に何かしらの参考になれば幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?