調べ物がはかどるかも?帰ってきたGoogleの他の人はこちらも検索FAQ事例17件
こんにちは、メイヨーです。仕事柄、Google検索結果の注視することが多く、偶然見つけた細かな仕様変更テストなどをnoteにまとめています。
今回は、Google検索で2021年5月に見かけた「他の人はこちらも検索」にFAQが表示されるパーツが復活していたので備忘録として事例を添付していきたいと思います。
※文中のキャプチャは2021年9月21日時点のGoogle検索結果です。
※Googleは不定期で検索結果の表示テストを実施しているので、キャプチャの機能が本実装されるものかテスト表示かは定かではありません。
もし実装されると、疑問・質問が多く検索されているキーワードのFAQが常に確認できるので調べものがはかどる印象です。買い物系のキーワードでは人気商品が表示されるテストが確認できたので、Googleとしては少しでもスムーズにユーザーが目的の情報を探せる導線を検討しているのかなと思います。
他の人はこちらも検索FAQの特徴
前回、2021年5月は「TikTok・Kindle・楽天Room・楽天TV・LINE・JALカード・ANAカード・Prime Video・Clubhouse・JCB・保険証・住民税・自動車税」で他の人はこちらも検索FAQパーツが確認できました。
今回、2021年9月21日時点では「TikTok・楽天Room・楽天TV・LINE・JALカード・ANAカード・Prime Video・Clubhouse・JCB・保険証」では他の人はこちらも検索FAQパーツが表示されませんでしたが、「Kindle・住民税・自動車税」ではほぼ同じ内容が再現されました。
そのほかの検索キーワードでも傾向を見ていくと、以下の特徴が挙げられます。
・強調スニペットがまとまっている
・テキストのみや画像付き、表形式になることもある
・アコーディオンを開くと抜粋と検索リンクが表示される
・アコーディオンはクリックすると1ヶ所以上開ける
・質問をクリックすると関連質問が追加表示される(クリック1回で4件→6件、クリック2回で6件→9件、クリック3回で9件→12件、以降+2件ずつ増加)
・税金など、公的制度に関するキーワードで表示が多い傾向
年金
検索結果の「他の人はこちらも検索」FAQパーツのデフォルト表示と、アコーディオン形式の質問をクリックした際の展開イメージが下記になります。
追加表示される質問はアニメーションで動きがあります。
Kindle
住民税
自動車税
ふるさと納税
医療費控除
専従者給与
確定申告
青色申告
開業届
予定納税
個人事業税
失業保険
生前贈与
固定資産税
インボイス制度
職務経歴書
以上の傾向を見ると、税制度関連や転職・フリーランスに関連するキーワードでなぜかよく表示されているように思います。
(パーソナライズされているためかもしれませんが、シークレットブラウザで検証しています)
表示されなかったキーワード例
今回、他の人はこちらも検索のFAQが確認できなかった検索キーワード例は以下の通りです。
青色申告は表示されて白色申告は表示されない、職務経歴書は表示されて履歴書は表示されない、生前贈与は表示されて相続税は表示されない等、関連性の高い検索キーワードでも表示が分かれているようです。
前回表示、今回表示されない)
TikTok・楽天Room・楽天TV・LINE・JALカード・ANAカード・Prime Video・Clubhouse・JCB・保険証
前回確認なし、今回表示されない)
消費税・白色申告・税務署・税務相談・マイクロ法人・相続税・iDeCo・つみたてNISA・履歴書・パスポート
前回・今回のテスト以外にも表示されていた可能性はあるので、検索ユーザーに役に立つと判断された際には正式導入となるのかなと思います。
現状、関連キーワードで強調スニペットに採用されているサイトであれば、単ワードでも他の人はこちらも検索FAQに含まれる可能性がありますね。
任意で設置するFAQ構造化データと違って、どのページのどのコンテンツが掲載されるかはGoogleの判断になりますがより役立つコンテンツが評価されるのは良い仕組みだと思います。
※FAQ構造化データの事例についてはその他のnoteでもまとめていますので、よろしければご参考ください。