「田舎だから何も撮るものが無い!」と思う自分を蹴飛ばすために、カメラ初心者が夜の街に飛び出した。その1
はじめまして、雄太です。
イラストを趣味で描いていますが、新しくカメラも始めました。
つい先日、長年憧れていた一眼レフカメラを購入しました。
買おうと決めたのは、某SNSの写真グループでとある写真を見たことがきっかけ。
夜の空に煌びやかに光るビル群。
それを鏡のように美しく映し出す海。
「こんな綺麗な写真が撮れるなんて…!自分の手で撮れるようになりたい!」
思い立ったが吉日、いや大安。
僕はすぐさま楽天で一眼レフを注文しました。
canonのkiss X9くん。
しかし、手元にカメラが届いた時、僕はハッと気付きました。
自分が住んでいるところは、それなりに田舎。
近場にある高い建物と言ったら、駅前にある東横インかイトーヨーカドーくらいしかない。
駅前で東横インとイトーヨーカドーをひたすらパシャパシャ撮るのもなんだか気が引けるし。
内陸だから海も無い。
車を走らせれば海には行けるが今度はビルが無い。
そもそも田舎だから、何処に行ってもビル群は無い。
見慣れた街、此処に僕が撮りたいものは無い!
無い!!
無いんだぁ!!
一瞬でもそう思った僕の、馬鹿野郎。
カメラが手元に来てからビルが無いことに気付くのも相当だが、それ以前に見慣れた景色にこそ普段見過ごしている素敵で綺麗な風景があるのでは無いか?
煌びやかな摩天楼を切り取った「エモい」写真ばかりが写真じゃ無い。
田舎の風景を題材にして、感動的な写真を撮っている「カメラ人」(カメラびと)も沢山いるじゃないか!
ビルも海も無くたって、見慣れた風景の中でだって、きっと良い写真が撮れるはず。
そう思った僕は、届いたばかりの一眼レフを持って夜の街へ飛び出した。
イトーヨーカドーを撮りに。
つづく!?