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読書備忘録:HARD THINGS
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※ これは私個人の意見であり、会社の見解ではありません。
本の概要
シリコンバレーのスター経営者に慕われ、日本の読者にも圧倒的に支持された
最強投資家からのシンプルなアドバイス
本を読んだ理由
会社の同僚が若手社員に勧めていたため
全体の感想
組織マネジメントをする際に役立ちそうな経験談が多く、勉強になりました。
アップルのエンジニアが「BUILD」という本を書いており、この本と内容が似ていますが、個人的には今回の「HARD THINGS」の方が実務で役に立つことが書いてあると感じました。(天才エンジニアの尖ったコメントを読みたいなら、BUILDの方がいいかもしれませんが、、)
備忘録
イントロダクション
私がどんな困難(HARD THINGS)に直面したかを語ろうと思う。(中略)会社を立ち上げれば窮地に陥り、厳しい状況に追い込まれる時が必ずある。私はそういう状況を経験し、切り抜けてきた。具体的な状況はさまざまであっても、そこには深いレベルで共通し、響き合うパターンがある。
第4章 物事がうまくいかなくなるとき
多くの会社が、歴然とした事実から目を逸らし、同じ嘘の説明に行き着くようです。例えば、次の2つの事例が挙げられている。
会社が苦戦し始めると、「辞めたが、会社がもともと必要としていなかったので問題ない人」が増加する。(P126)
事実が良いニュースと一致しないときは、器用なマネージャーなら次のミーティングまでに全員の気分がよくなる説明を見つけるだろう。「現在、ライバル製品への乗り換えが非常に高くなっているが、ユーザーにメールマーケティングをかければ、すぐに客は戻ってくる」といった具合だ。もちろん、そうだろう。客がわれわれのサービスから離れて戻ってこない理由は、十分にスパムメールを送ってないからだ。それはよくわかる。
第5章 人、製品、利益を大切にする --この順番で
データを扱うことが多いので、肝に銘じておきます。「どのようにデータと接するか」については、BUILDの方が詳しく書かれてます。(おそらく、時代もあるのでしょう)
数字で厳しく管理することはぬり絵キットに似ている
促進する対象には、定量化できるものとできないものがある。定量的な目標についてばかり報告して、定性的な目標を無視していれば、定性的な目標は達成できない -- たとえそれがもっとも重要な目標であったとしても。純粋に数字だけによるマネジメントは、数字通りに色を塗る塗り絵キットのようなもの --- あれはアマチュア専用だ。