絵金展に行きました


絵金さんっていう、幕末の絵師の展示に行きました。
鳥取市の県立博物館でやってます。良かった。

あのねぇ! この人ねぇ! 絵が上手いの!
いやマジで、すっごい上手い。血の描き方が上手すぎる。本物使ってんじゃね? ってくらい上手すぎる。
というか表情がマジでリアル。実際に目の前で人殺して模写したんか? ってくらい上手い。ヤバい。江戸時代のピカソかもしれない。

恥ずかしながら新見ちゃん、絵金って人のこと何にも知らなかった。
お抱え絵師だったけど、色々あって解雇されて、市井で絵を描いてた人なんだって。高知県では有名で、神社とかの個人所有が多くて、集めるのが大変なんだって。
いや〜〜〜〜〜〜〜 なんで鳥取で展覧会してんだ……? もっとこう、広島とか大阪とか、おっきい街でするべきなのでは……?
ただまぁ、県外出るのは面倒なので有難い。中国山脈って、越えるの大変なんすよ。

残念ながら写真は撮り忘れたので一枚もないんだけど、図録は買った。うへへ。
あとなんかミレービスケット売ってた。なんでや。

で、展示の感想なんだけど、とにかく絵が上手い!
特に表情と血糊がね、上手い。ものすごく表情豊かなんだよね。袖で顔隠してても悲しみが通じてくるし、嫌がる子どもが泣き叫ぶ様がリアルだし。
あと、細かいとこまで描き込んであるのが面白かった。傾いた酒瓶にお酒が残ってたりね。でも省略するとこはちゃんと省略してあって、そういう情報の取捨選択が上手い! 良いなぁ! 新見ちゃんもこういう絵が描きたい!

それはそれとして、絵とは関係ないんだけど、ちょっと話の題材が重すぎない?
なんでや。なんですぐ切腹するんや。なんですぐ自分の妻子を偉い人の身代わりに殺すんや。なんで代わりに毒菓子食うんや。
絵の題材にしてる話が、どれもこれも尖りすぎている。途中から全然絵の記憶がない。怖すぎる、幕末。

まぁ、結局良い展示だったので。
あと県立博物館にはオオサンショウウオがいます。生きたやつと、骨と、ホルマリン漬け(?)の標本がいます。
というか剥製がめっちゃいる! 鳥とか熊とか狐とかオットセイとか! リアルだ! 怖い!
こっちは常設展示なので、いつでもよろしくできるよ。顔の間近にいるオットセイで度肝を抜けるのはここだけ!
あと虫とか石とか。どうせ田舎の博物館でしょ〜 って舐めてかかったけど、余裕で3時間潰れる面白さがあった。

さぁ! そこの貴様も鳥取県立博物館に来てください!
ちなみに明日から三が日まで休館で、絵金展は1/13までです。

公式ホームページより。赤色が休館日です。


鳥取県立博物館に来てください!!!


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新見ちゃん/宇曽井 誠
醍醐がチーズってことは、後醍醐天皇って後ろチーズ天皇ってこと!?