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【★】フィルムを始めるなら覚えておきたい[ポジ・ネガ・モノクロ]って?

こんにちは、海月です。
この前こんな記事を書きました。

"ISO100"ってどんな場面で使うのが適しているのかって話なんですが、私はこの記事の中で次のように言いました。

なお、これらは全て「カラーネガ」と仮定しての話。
「リバーサル(ポジ)」「モノクロ」やとまた話が
変わってくるので気をつけて!
【質問来てた!】ISO100フィルムの使い所は限られるのか【ありがとう!】より

今回はこのフィルムの種類について、掘り下げて書こうと思います!
それでは行ってみよう!!

まずは記事に出てきた「(カラー)ネガフィルム」から!

1番ポピュラーなフィルムだと思います。
あらゆる所で手に入ります。色の着いた写真が焼き上がりますが、ネガ(現像に出した時に帰ってくるぺらぺらのちょっと透けてるアレ)には色がありません。大体茶色いシートになって返ってきます。

何がいいのかって言うと、「ちょっと暗いか……?」「明るめだけどいけるかな??」というロケーションでもまあなんとか持ちこたえてくれるところです。
ちょっとそれっぽく言ってみると「露出の対応範囲が広い」ということになります。

ISOの選択肢も多いですしそもそもフィルム自体の種類がめちゃくちゃ多いです!選択肢が豊富

富士フイルムから販売されている"写ルンです"も中身はネガフィルムです。

ネガフィルムを使用して撮影した水面

次に色付き仲間の「ポジフィルム(リバーサル)」です!

まず大前提として、ポジフィルムとリバーサルフィルムは同じものを指します
上で話したネガフィルムと大きく違うのは、現像方法です。
それ故に現像してくれるラボがネガフィルムに比べて少ないということがあります。

そして高い!!!フィルムそのものの値段がものすごく高いです!!
ただでさえフィルム価格が高騰している今かなり辛いです💸

ネガフィルムは露出の対応範囲が広かったですが、ポジフィルムは露出の対応範囲が狭いので、明るさの設定には注意が必要です
黒塗りになったり白飛びしちゃったりしますよということです。

どうでしょうか?そう聞くと難しいフィルムなような気がしてきます。
実際「ポジフィルム」とかで検索すると上級者向けと書かれていたりして辞めておこうかな?という気になったりしますよね。。

諦めるのは試してからでもいいと思います!!
いつもネガフィルムで撮影していて手が出せないという人も1度は味わってみて欲しいというのが正直な気持ち……。

現像したらポジの良さにも気付くかもしれません。特にビビッドな発色が好きな人やフィルムでもデジタルのようなつるっとした質感が欲しい人は試すべきだと個人的には思っています。
高いには理由があると思わせてくれるような質感。そこにはフィルムカメラの沼が広がっていると言っても過言ではありません。

なんと言っても返却されたフィルムがそれだけで美術品になりますから。

富士フイルムが展開している「クリエイト」の「プロラボサービス」に直送して現像してもらうのが海月的おすすめです。
「フィルムが美術品?は?」と思ったら、現像依頼する予定がなくても1度サイトを覗いてみてください。

最後に「モノクロフィルム」についてです!

名前の通り白黒写真が撮れます。
古臭さなんてないです。かっけぇ写真が撮れます。

信用されてなさそうなのでライフハックを1つ、、
①スマホで適当に写真を撮る(ぐっちゃぐちゃの部屋とかそんなんでいいです)
②モノクロフィルターをかける
どうですか!!カラー写真よりなんか良さげになってませんか?

これ、実は色の情報が絞られたからかっこよく見えるんです。
服や部屋をコーディネートする時もテーブルフォトなどの写真を撮る時も、色数を絞ったり同系色でまとめることで簡単に垢抜けができるって聞いたことないですか?
それと同じことが起きます。

写真に落とし込んで例え話をするとこうです。
★主題の白いワンピースの彼女を撮影したい!ロケーションは海!
☆そこに通りがかる通行人A!小さく後ろに写りこむAは真っ赤な海パンを履いている!!

どこからどう見ても大きさ的には白いワンピースの彼女の方が大きく写されていてセンターを陣取っているのに何故か後ろの赤い海パンがチラつく……!!みたいなことが起きそうな予感です。(とても嫌だ)
そんな時、白黒にしてみたらあーら不思議。視線は彼女に釘付け!よかったですねということになりはしないでしょうか?
いいえ!きっとします!いけますよこれは!!

とまあ、モノクロって結構かっこいい感じに撮ってくれるんですよね。
それに変な色になっちゃう!ってことが起きにくいので光が少ない場所で撮っても案外いけたりするもんです。
室内や夜でカラーのネガフィルムを使うとまあまあくすみます。緑になったり黄色になったり、正しい色に発色してくれないことってあるんです。
それがモノクロにはない。ストレスフリーここにあり。

「白って200色あんねん」じゃないですけど、白黒ってそれぞれ2色じゃないですから、案外色んな表現もできますよ。

家がどんな色でも気になりません。

ちなみに上のモノクロ作例写真には謎の傷が入っていますがこれはカメラを修理に出したら治りました。ありがとうニコンイメージング様。
クリーニングもしていただいて¥12,000前後だったように記憶しています。(モルト交換などしていただきました)

改めてISO100フィルムの使い道は限られるのか

これらを踏まえてISO100フィルムの使い道が限られるかどうかという話をして今日の記事は終了します。

1番色んな場面に対応できるのは「モノクロ」です。水族館は100では厳しいかもしれないけれど(お魚動くからね)、夕方以降の室内光には対応できると思います。
逆に厳しいのは「ポジフィルム」ですね。
露光計を上手に活用すれば問題ありませんが、室内は厳しそうです。

しかしカメラにはフラッシュという機能や長時間露光という機能がございまして、後付けできるものなんかもありますね。
おまけにストロボという便利グッズもありますのでISO100のような低感度のフィルムでもあらゆる写真が撮れるんです。

これを読んで「ISO100フィルム」について質問くださった方を初めとするフィルムに興味があるけどよく分からなくて困っている迷える子羊達のお役に立てればと思います。

次回はまた質問返ししたいと思います!
質問ありがとうございます!!

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それではまた再来週に会いましょう!海月でした!

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