私達がなぜ雪国での交通インフラを構築するのか
こんにちは 株式会社CuboRexの寺嶋です.
今回はよく質問される「なぜ私達が雪国での交通インフラを構築」しようとしているのかについて記載します.
私自身は実は株式会社CuboRexの本社である雪国新潟の出身ではなく環境としては真逆の本州最南端の和歌山県の生まれです.雪なんて年に数回ふるかどうかで雪が積もった経験はほとんどありません(つもっても数ミリです)
そんな温暖な環境で育った私ですが和歌山高専卒業を期に新潟にある豪雪地帯として有名な長岡技術科学大学に3年次編入しました.長岡技術科学大学では高専から続けて機械工学を学ぶとともに学生ロボコンに打ち込みつつクローラロボットの研究を個人的に続けました.
そうしているうちに長岡の冬が来ました.冬になって真っ先に困ったのが移動手段でした.単純なことなのですが和歌山での生活時代から使っているバイク(Vツインマグナ250)が積雪のせいで使えなくなってしまったのです.大学の近く(100m)にはコンビニもあるのですがそこまで行くのも苦痛でした.また大学内といってもその範囲はかなり広く大学構内の屋外施設の行き来は大変でした.
大学4年の冬,知り合いの方から車を頂き冬に備えました.というのも長岡技術科学大学の4年には実務訓練といい約半年間企業の実務を行います.私の場合,大学の寮から企業までバイクであれば片道20分程度の距離でしたが冬の間車での通勤では40分から1時間程度かかりました.積雪の影響により車の渋滞がひどかったのが大きな原因です.また車の除雪も5分~10分程度かかり自分にとって大きな負担でした.ちなみに下記のツイートでもあるように雪国は車での移動も過酷である(ほんとうに大変なの)
こういった経験から車がないと雪国で自由に使える移動手段がないこと,車があっても夏にくらべ除雪作業や移動時間,さらに費用負担が大きいことが私が雪国における新たな交通インフラを必要とした理由です.
ちなみに雪国で同じように不便を感じてるはずの方たちにヒアリングをすると意外な言葉が返ってきます.
それは「雪国の生活はこんなもの」ということです.雪による影響は毎年のことでそれによる影響は「当たり前」として受け入れているということです.私自身が雪国における移動の不便を解決したいと思ったのは「温暖な地域で過ごした経験があったから」といえる結果でした.
こういった経験から私は大学4年の冬に雪国に交通インフラを構築すべく株式会社CuboRexを設立しました.そして僕自身が高専の時代から研究していたクローラ(キャタピラ)の技術を用いることで今の雪国での交通インフラの鍵となる乗り物Cuboardが完成しました.
最後に私達株式会社CuboRexのメンバーは全員雪国での生活経験をもったメンバーです.そして工学系の高専や大学の出身でもあります.私達は自分たちが感じた雪国における移動の不便を解決すべく自分たちのスキル・経験をもとに「雪国における新たな交通インフラを構築」し,雪国における生活を楽しく快適にするために事業を行います.
もし本事業の活動に対してご支援いただけるようでしたらvaluにてご支援いただければ幸いです.よろしくお願いします.
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