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鬼嫁日記 エスカレーター

先日

嫁と買い物にでかけた。



新型コロナウイルスで

外出する人が少ないと思いきや

多くの買い物客がいた。





上層階のレストラン街で

遅めのランチをしたあと

行きのエレベーターで

ずっと待たされたこともあり

帰りはエスカレーターで

下に降りた。





エスカレーターも

乗るのに

少し並んでいた。




鬼嫁「なんでみんな一列に並んでるんだろ?」




僕「まぁ、右側通行が暗黙のルールなんだろうね」






鬼嫁「効率悪いでしょ?みんな2列で乗ればこんな並ばないのに」







僕「まぁ、そうだね」








こう言われたら

僕は嫁の右側に並ばざるを得なかった。






僕は周りの視線を気にしないそぶりで

嫁の右隣に立った。






鬼嫁「ほーんと、なんでみんな一列なんだろ?」




僕「まぁまぁ」




(頼む・・・周りに聞こえるくらいのボリュームで言わないでくれ)




鬼嫁「急ぐ人のために、右側なんてあけなくていいのに!」





(だったら、あなたが右側に立ってくれ!)




僕は、後ろを見ることができなかった。



僕は、後ろから気配がないか、気にしながら立っていた。




下の階に到着しても、

1階まで降りるので

再び僕は右側に立った。





しばらくすると

嫁が言った。




鬼嫁「ほら、後ろから人が来たんだから、どきなよ!」






えええええええええええええええ!






あんだけ、エスカレーター1列問題について

抗議してたじゃん!!





僕は仕方なく、

左側に寄った。






僕「今、降りていった子、可愛かったね!」






鬼嫁「いや、普通。」







鬼嫁はやはり鬼嫁だった。

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鉄平
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