急速充電とか5V1Aとか調べてみた

なぜ調べようと思ったのか

最近セットアップしたSwitchBotのハブミニが、突然、ネットワークエラーになり、ヘルプセンターを確認したら、こちらのページに、「5V1A以上のUSBアダプターに繋いでください」、とか書かれていた。
念の為、購入したアダプターの数値を確認したところ、5V2.4Aとなっていたので、問題はなさそうだったが、少し気になったので、5Vと1Aについて理解しておこうと思い、調べてみることにした。

5V1Aって何?

「V」は「ボルト」、「A」は「アンペア」って読むのは知っていたけど、実際「何?」ということで、少し調べてみました。

「V(Volt)」は

電圧、「電気を押し出す力

電圧・電位差・起電力の単位であり、電気を押し出す力を意味し、電位差の高低を表す。

ウィキペディア

「A(Ampere)」は

電流、「電気の流れる量の大小を表す

電流の単位であり、電気の流れる量の大小を表す。

ウィキペディア

VとAを使って電力(W)を計算できる

VとAを使うと、消費電力であるWを計算する事ができます。
この消費電力が、充電する場合には充電速度を意味する事になります。

電気工学の分野では、仕事率である電力は、以下の式で表される。
 電力 = 電圧 × 電流

ウィキペディア

「W(Watt)」は

電力、「実際に消費される電気エネルギー

単位時間あたりの実際に消費される電気エネルギーの大小を表し、値が大きいほど単位時間あたりに電力を多く消費する。

ウィキペディア

SwitchBotのミニハブの場合は

「5V1A以上のUSBアダプター」という事なので、私の「5V2.4A」は必要な電力(W)があるので問題ないし、計算上では、「3V2A」のアダプターでも問題はなく、「3V1A」のアダプターの場合は、アダプターを変更する必要がある、という結論になりそうです。


ここまで調べてから、急速充電って何Vで何Aなのかなぁって気になったので、急速充電についても、少しだけ調べてみました。

急速充電とは

実は、急速充電という定義は存在しない、という事でした。
!(◎_◎;)

実は、急速充電自体には明確な定義はありません。そのため、「○分間で満充電になれば急速充電である」といった説明は充電器の説明書に記載していません。
では、一般的に使われている急速充電とはいったい何なのでしょう?これは、それぞれのデバイスが充電に対して最大のパフォーマンスを発揮している状態のことです。正確に言うと「それぞれデバイスが、受け入れ可能上限まで充電出力を最大化できている状態」ということになります。
そのため、例えば充電器のパッケージに「○○A(アンペア)での急速充電が可能」と記載されていたとしても、スマートフォンがその規格に対応していなければ急速充電は行われません。

株式会社オウルテック
充電アイテムでよく見る「急速充電」を徹底解説!
https://direct.owltech.co.jp/html/page16.html

ウィキペディアでも調べてみましたが、存在しませんでした。

という事で、自分が気になった、急速充電の電圧や電力に関する定義は存在せず、いろいろな規格が存在していて、充電される側のデバイスがその規格に対応していないとダメ、という事が分かりました。

最後に、iPhoneの充電規格について気になったので、公式サイトを覗いてみました。
急速充電とは書かれておらず、以下のような記載がありました。

高速充電には、iPhone 12以降のモデルの場合、Apple 20W USB電源アダプタなど、最低出力20Wの電源アダプタが必要になります。他社製の電源アダプタを使用する場合は、次の推奨仕様を満たしている必要があります

iPhoneユーザガイド
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph8c1e31583/ios

20Wが必要という事なので、V×Aで20以上の電力が作り出す必要がありそうです。

参考にさせて頂いたサイト

拝見させて頂き、とても勉強になりました。ありがとうございました。

充電アイテムでよく見る「急速充電」を徹底解説!
株式会社オウルテック
https://direct.owltech.co.jp/html/page16.html

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