五十路の心に残ったもの2021
あと数時間で2021年が終わるので、心に残ったものをざっと振り返ってメモっとくことにします。
・映画
『ノマドランド』
※家を失い仕事を求めて遊牧民のように移動を続けながら車上生活する中高年の悲哀…なんつー感じじゃなくてよかった。
なんかいろいろ共感できるロードムービーだった。
・小説
『少年は世界をのみこむ』
※この手のものはわたしの人生の裏テーマ。この小説は悲惨なだけじゃなくて、痛快さや美しさが散りばめられていて好きだった。
半分くらいは作者の実話っていうのが、またすごい…。
・マンガ
『あなたはブンちゃんの恋』
※現時点で新刊が出るのを楽しみにしている唯一のマンガ。
息子にお薦めしたら、〝世界観がブッとび過ぎてついていけなかった〟と言われた。
こいつはまだ本当の恋を知らないのだなと思った。
・アート
『馬からやヲ射る(山口晃)』
※この方の描かれた成田空港とか東京の透視図が画集持ってるくらいすごく好きなんだけど、東京パラリンピックの公式ポスターも描かれていた。
やっぱりぐっと引き込まれる。
・展示会
『刀剣 もののふの心(サントリー美術館)』
※単純に本物の刀が見たかったので行ったら、歴史の重さとか刀匠のアーティスティックさとか武士の欲望とかが感じられて、想像以上に興味深かった。
名物膝丸(薄緑)がとても美しくて、凄みがあった。
・総合第1位
『7人の音楽妖精さんたち』
※いろんな面で、いろんな形で、1年間毎日楽しませて頂きましたので。
2021年のわたしにとっては、カテゴリーなど無しの完全優勝でしたよ。
ぼらへ!