見出し画像

今さらだけど…The Astronautについての由なしごと

12月だ。
12月といえば我らがジンさんのセンイル🎂だ。
ということで、noteの下書きに長いこと眠っていた『The Astronaut』に関する由なしごとを掘り起こしてみた。



ラプラ曲に肩入れしがちなわたしだけれど、各メンバーのソロ曲それぞれも、心から大好き。
ただのファンのわたしが言うのもなんだけど、バンタンってメンバーはもちろんのこと、一緒に働く制作陣も揃ってみんな本当にめちゃくちゃ音楽の趣味がいい感じがする。そういうチームから生み出されるジンさんのソロ曲は、胸に沁みるバラード系の楽曲が多い。
それはジンさんの声が一番生きる曲調なのだろうし、彼の表現力の持つ情感がぴったりとはまりやすいジャンルだからなのかもしれない。


ちなみにわたしは車の運転をしながらよく『Epiphany』や『Awake』を、ジンさんになりきったつもりで歌っている。
わたしの声は低くてカスカスだから、ジンさんみたいな滑らかな声で伸びやかに歌っていることをイメージしながら、高音部は口パクで歌う。
ジンさんて本当に気持ちよく歌ってくれるボーカリストだなぁ…。
いつかミュージカルとかやって欲しいというのが、わたしの密かな願望だ。



さて、『The Astronaut』の話だった。
初めて聴いた時、かなり衝撃だった。
バンタンとしてのジンさんがあまり使わないような音域や歌い方で歌われているからなのか、わたしの知っているジンさんの声じゃないみたいな気がして、ものすごく新鮮に感じた。
それなのに同時に、なんだかよく知っている風景を見た時のような、とても懐かしい気持ちをも呼び起こされる。
ちょっと時空を超えてるような感覚の曲だと思った。
この一曲の中で、何かの化学反応が起こっている感じ。
そうしてその最初の一聴で、『はいもう大好き!』ってなった。





ところでわたしは、この楽曲をジンさんと一緒に作り上げたバンドであるColdplayの音楽が大好きだ(noteを始める時、自分のアイコンを『Paradise』のMVに出てくるゾウさんにしたくらい、あのMVは胸が痛くなるほどすき🥺)。
そのColdplayのギタリストであるジョニーさんが多感な少年期に出会って影響を受けた音楽のひとつが、My Bloody Valentineというバンドだったそうだ。
で、わたしは昔々の二十歳過ぎの頃、英国のクリエーションというレーベルのバンドのいくつかを好んで聴いていたんだけど、そのうちのひとつがMy Bloody Valentineで、マイブラが1991年に川崎のライブハウスに来た時に聴きにも行った。



世代的に、Coldplayの遺伝子にはあの時代の英国インディーズロックが刻まれているんだろうなぁ。
わたしはColdplayをデビュー当時からリアルタイムで順を追って聴いてきたわけじゃないけど、遡って初期の作品を聴いた時に、なんだかとても懐かしい気持ちになった。
そうして、わたしが『The Astronaut』を初めて聴いて、懐かしく肌に馴染む感覚を覚えた理由も、それと根っこは同じな気がする。



過去の気持ちを思い出させる曲調に、聴いたことのない種類のジンさんの声が合わさっていたことで、懐かしさと新鮮さが合わさって、えも言われぬ感覚が襲ったのだと思う。
特に最後の『A life, a sparkle in your eyes
♪』のくだりよ…。
本当にあのフレーズ、聴くたびに胸がギュッとなる。
物事の詳細なんか簡単に知る手段がなくて、目で見えて手で触れられるものが力を持っていた、古い時代。
すべてがもっとストレートで、シンプルだったような時代。
そういうものを思い出させる曲の空気感によく馴染む、ジンさんの歌声…。
ジンさんはバンタンいち真っ直ぐな人という基本イメージが、わたしの中にはずっとある。
そんなジンさんだからこそ、この曲の持つ感性にぴったりだったのかもしれないなぁ…なんて、勝手に思っている。




そのジンさんがColdplayファンだったということを、2021にMTVアンプラグドでバンタンが『Fix You』をカバーしたあたりで初めて知った。
どうりで、あの時のジンさんはなんだかちょっと違っていた気がした。
ものすごく親密な感じで、まるで自分の一部分のように歌うんだなぁって。
こんなふうに歌ってくれる人のこと、そりゃColdplayさんたちも大好きになっちゃうはずですわ!


ジンさんは『The Astronaut』を、ブエノスアイレスのColdplayのライブといういろんな意味でちょっとアウェイ感のある場で、一度だけ披露してくれた。
しばしの別れを間近に控えていたあの時期、ステージで歌うジンさんからは、この曲に出会えた幸福感と、Coldplayへの愛情と感謝と、そして何よりこの曲を贈りたい相手であるアミへの言葉にしきれない想い、そのすべての感情をまとめて聴き手であるわたしたちにさらけ出してくれているように見えた。
歌うことで伝えられる力を持つ人って、本当にすごい。
ジンさん、すごかった。
今でもこの映像は、観るたびに胸にくる。





あぁ、はやく帰ってきて欲しいな…。
ホームであるアミたちの前で、この歌を歌って欲しいな…。
そんな願いも、ここにひっそり置いておこう。


※この駄文、下書きの支離滅裂で文章前後しまくりのまま投稿してたのを整理して書き直しました。
酔っぱらって投稿するのはもうやめる(ダメ人間…)。

いいなと思ったら応援しよう!