【ChatGPT/Claude使ってみた⑫】茨城県守谷市の公園に関する7000文字のアンケート自由回答を分析[自治体×DX]
▼この記事でわかること
自治体が市民の声を聴いて、各施策に活かしてくれるってありがたいですよね。私も市からのアンケートがあれば可能な限り熱意をもって回答するようにしているのですが、その結果って皆さんしっかり見れていますか?
特に、アンケート結果がPDF形式、かつ大量の文字だったりすると、見る気がなくなって後回しになってしまうことがありますよね…。
本記事では、自治体で公開されているアンケート結果が文字だらけだった時に、簡単に使える分析用プロンプトと実列をご紹介します!(自由回答形式のアンケートを対象)
これを使えば、皆さんの自治体理解がより時短になり、市民と自治体のコミュニケーションもより加速するのではと願っています!
▼ 分析方法+プロンプト
利用シーン
今回は、以下の利用シーンを想定しました。
・ささっと自治体のアンケート結果を把握したい(自由回答項目)
・テキストベースの情報をできるだけ定量化したい
インプット
今回は、茨城県守谷市の公園利用に関するアンケートの中で自由回答を抜粋して分析対象としました。回答数は72、文字数は7000字以上なので、これを人の目で見るのはしんどいですよね…。
プロンプト
以下のプロンプトにて分析依頼してみます。ポイントとしては、どのような役割で、どのような分析をしてほしいのか、より具体的に記載することでアウトプット精度を上げます。(後でコピペ可能なプロンプトあります!)
▼分析結果
以下が生成AIからのアウトプットです。今回はこういった分析系のアウトプット品質が高いClaudeを利用しました。
このままでも十分内容が伝わるのですが、やはり割合(%)は文字だと直感的に分かりにくいので、追加で円グラフにしてもらいました!
見ると、『遊具・アクティビティの充実』を求める声が35%、その後に『基本インフラ整備』が28%ということがわかりますね。このようにざっと傾向をつかんだ後、『基本インフラ整備』がどのようなものかな?と思った際には、前述のテキスト側を見ると『トイレの改修』『駐車場整備』などが求められていることがわかります。
明らかに、元々の7000字を読み込むよりも、市民の意見や傾向が見やすくなりました!
▼まとめ
大量のテキストは人間には分析しづらいので、ぜひそんな時に生成AIを活用できるとよいですよね。元データがもっと詳細があれば、性別や年代、地域などとのクロス分析をしても興味深い結果が出そうです。
以上です。
この記事がもし少しでもためになっていれば、励みになりますので「いいね!」やフォローをお願いします!
Twitter(現、X)のフォローもお待ちしています!
https://twitter.com/mtani00
▼(参考)コピペ可能な記事自動生成プロンプト
自由記載のアンケート結果分析、自治体だけでなく企業にお勤めの方や学生さんなども共通して必要なプロンプトなのではと思っていました。
「皆が自分で1からプロンプト作るのめちゃもったいないな!!」
ということで、コピペ可能なプロンプトを以下に記載しています。※悲しくなってしまうので、再配布や転載などは厳禁でお願い申し上げます。
以下アンケートの自由回答を分析するためのプロンプトです!1点コツですが、円グラフが何も指定しないと最も大きい割合から反時計回りに始まってしまうことが多かったので、その点を注記しています。
ーーーーーープロンプト始め
#あなたの役割
あなたはプロのデータアナリストです。
#前提条件
現在、守谷市の公園をよくするために市がアンケートを取得しました。以下自由回答を得られたので、それを分析してレポートとして提出ください。
#求めるアウトプット
自由回答を、形態素解析したうえで5つ以下の分類にクラスタリングしてください。その上で、どのような対策まで必要か記載ください。
#出力結果の例
・タイトル:守谷市誰もが遊べる公園広場整備ガイドライン策定業務に関するアンケートのQ11自由回答の分析結果
・内容:XX
・グラフ:各クラスターの割合を円グラフにしてください。円グラフは、時計回りに割合が多い順に並べてください。(時計でいう12時、方角でいう北から始めてください。)
#優れた回答に共通する特徴
可能な限り定量化してください。XXのクラスターはXX%いました、など。" #インプット
(分析したい自由回答のテキストをここに張り付けてください)
ーーーーーープロンプト終わり