【ChatGPT4使ってみた⑦】ChatGPTのプロンプト作成を学べば、仕事ができる人になれる理由(プロンプト配布有)
▼この記事でわかること
「プロンプトエンジニア」という言葉も出てくるくらい、ChatGPTを利用する上で、命令文(プロンプト)は重要なものと言われています。どのように依頼するかで、ChatGPTからもらえるアウトプットが異なるということは直観的にもイメージしやすいですね。
この記事では、良いプロンプトにに必要な4つの項目を紹介します。
また、実は『よいプロンプト』とは、仕事ができる人は普段から人間相手にも当たり前のようにやっている『よい伝え方』と言えますので、その観点で、『人への伝え方』の大事な点を記載します。
主にITのプロジェクトマネージャーなど、色んな立場の人と仕事をする役割をしている人に届いて、日々のコミュニケーションが少しでも楽になればいいなと思います。
▼いまいちなスクリプトとは
まず良いスクリプトを考える上で、ダメなものを例を用いて説明します。
例えば今私がITに関するポッドキャスト番組を作ろうとしており、そのタイトルをChatGPTに依頼するとします。
ラフなお願いの仕方でChatGPTに伝えようとすると、例えば以下のようなプロンプトになります。
上記のプロンプトの結果がこちら。
なんとなくIT要素は入っているものの、このタイトルで行こうという気にはならないですよね。というのも、番組がどのような内容なのか全く伝わっていないのに、いいタイトルが作れるはずがないのです。これはChatGPTの問題ではなく、プロンプトを作った依頼者側の問題ですね。
▼良いスクリプトに必要な4点
良いスクリプトを書くには、以下4点が最低でも含まれている必要があります。
①ChatGPTに期待する役割
ChatGPTに期待する役割を明確に提示することで、回答の精度が高まると言われています。例えば今回の番組タイトルを依頼例だと「プロのコピーライター」などだといいですよね。他にも、依頼内容に合わせて想定役割を変えていきましょう!
例)文章を校正してほしい→『プロの編集者』
ビジネスモデルをレビューしてほしい→『ベテラン実業家』
②依頼の目的
何を狙ってその依頼をしたか、を伝えることも重要です。例えば番組タイトルを依頼する例だと、「いいタイトルにすることで多くのリスナーを獲得したい」などです。
目的をしっかり示すことで、より狙いに沿ったアウトプットが期待できます。
③要件(依頼の詳細)
ここで記載するのは、『依頼の詳細』と『回答の仕方』です。
『依頼の詳細』・・・求めている依頼内容の詳細
タイトル案を依頼する例だと、「想定視聴者」「想定する番組内容」などを補足すると回答の精度はあがっていきます。
『回答の仕方』・・・ChatGPTが回答するときの条件
タイトル案を依頼する例だと「なぜそのタイトルがいいと思ったのか」など出した回答の理由を聞いてみるとあとから人間がレビューしやすくなるのでおススメです!
④サンプル
期待する品質を示す他の例があれば、それをサンプル回答としてあらかじめChatGPTに提示することで、より求めた品質の回答が得られます。
▼実際のプロンプト例
上記の4つのルールに従って実際に作ったプロンプト例がこちらです。
*これは皆さんも使いまわせるように、本記事の最下部にコピー&ペーストできる形式で記載しているのでぜひご利用下さい
なお、参考までに上記で得られた回答がこちらです。前述のいまいちなスクリプトの時よりも回答精度があがり、またどんな狙いでそのタイトルを良しとしたのか理由も記載されているので、とても人間にとってレビューしやすい内容になっていますね!
▼人間もChatGPTも依頼の仕方は同じ!
もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、良いスクリプトは人間相手にも同じだと思います。
人に何かを依頼する際に、相手からのアウトプットがいまいちでイライラ・・・という経験は誰しもあるかと思いますが、そういった時には実は自分の依頼の伝え方がいまいちだった、というケースもありますよね。
依頼の目的、アウトプットのイメージをしっかり人に伝えれば、その期待に沿うような回答が得られる可能性が高まります。ChatGPTでその練習をして、ぜひ人間同士の依頼でも丁寧に情報を伝え、円滑なコミュニケーションを図っていきましょう!
以上です。
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▼【コピペどうぞ】ChatGPT依頼文フォーマット
*以下をコピペ下さい!
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#あなたの役割
プロのコピーライター
#目的
ポッドキャスト番組に多くのリスナーを獲得するため。また、初見の人に聞いてみようかなと思わせるため。
#要件
・社内IT部門で働いている人を励まし、また、社内IT部門が何をしているかを楽しく分かりやすく説明することで、その他の部門の人との間で相互理解を深め、両者が協働しやすくなるようなポッドキャスト番組を始めます。
・想定視聴者は、社内IT部門で働く人、また、社内IT部門にイライラしている人
・想定する内容は、社内IT部門の日々の業務やトラブル、お悩み、など。
・ポッドキャスト番組のタイトルを10こ作ってください
・各タイトルにおいてどのような効果があるか、作成した理由を記載ください
#サンプル
・以下が最近はやっているポッドキャスト番組のタイトルです。
コテンラジオ
ゆる言語学ラジオ
経営中毒
有田脳
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