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いつも誰かに助けられながら、誰かの想いを受けながら生きています。

台湾から現地法人の社長である田中さんが1週間、日本に出張に来ました。早朝便で来て深夜便で帰るという格安フライトを使っての出張です。

ホテルは予約せず出張の状況に応じてドミトリーやカプセルホテルを選ぶ。休みは一日もなく、ひたすら現地市場調査をする。

最終日もギリギリまで仕事をして、朝五時羽田発のフライト。タクシー移動はもったいないと大荷物を抱えながらモノレールの最終便に乗って帰りました。

経営者ならではのコスト意識で、できるだけ出費を抑えて成果を出したい。私の管理下にある日本の会社のスタッフにはとてもじゃないけど指示できないスケジュールでした。

台湾現地法人の社長とはいえホントに申し訳ない気持ちになりました。


千葉に作った‘’Gg” TOOLS BARは飲食経験のない素人の私たちが立ち上げました。
オペレーション、営業、全てが手探りの中、台湾のツールスバーを立ち上げ収益化した経験のある田中さんのアドバイスは日本のメンバーにとって、どれも素晴らしく力になるものばかりでした。

会社の形で考えれば、今回のバーはファクトリーギアとは資本関係はありません。

初めてのチャレンジなので、会社でなく、高野倉個人がイニシャルコストを負担してリスクを取る形で始めるべきと考えたからです。

つまり、形としては別会社。

それでも、

『このチャレンジはファクトリーギアの未来にとって極めて重要です』

と、いう私の掛け声だけで、多くのスタッフが共感し、快くサポートをしてくれています。

田中さんはすでに台湾で10年生活をしています。なんの縁もない千葉で、2日間飛び込み営業をしました。千葉のバーのチラシを手にファクトリーギアとバーの営業をしながら情報収集をしました。

滋賀県出身、台湾住まいであるにも関わらず、自身のフェイスブックの友達から千葉エリアのお客さんを探し、お店に呼び込みました。

『社長から沢山のことを学んで、社長の生き方に共感しています。だから、私の仕事は社長の思いを叶えることだと思ってます』

私は彼のこの言葉を聞いたとき、彼の日々献身的に仕事をする姿と言葉がリンクして、お客さんの前であるにも関わらず、店のカウンターで涙を堪える事が出来ませんでした。

年を取るとホントに涙もろくなります。


よし飲もう!

流石に気持ちを抑えられず、また、やってしまいました。
気がつけば日にちをまたいで夜中の3時。
2日後の血液検査のことなど頭から飛んでました。

しかし、私はなんて幸せな経営者なんでしょう。

田中さんの出張を最初から最後まで朝から夜中までサポートし続けたファクトリーギア経営企画室の中川君も、Ggのりほさんも、東京のスタッフのみんなも、私のよくわからん工具屋がバーをやるなんていうチャレンジのために、様々なものを犠牲にしながら一生懸命に仕事に向き合ってくれています。

これほどの情熱と愛をみんなから感じられる毎日を送れていること。

もう、感謝しかありません。


自分の生活
自分の損得
自分が楽であること

もちろん大事にしてほしい。

でも、時に

誰かの為にと
自分を顧みずに動いてみることは

誰かが自分のために動いてくれて
いることを感じる機会にもなると思います。

人はいつも誰かに助けられながら、誰かの想いを受けながら生きています。

心穏やかに
周りからのサポートを感じ
感謝する。


日常をハッピーで豊かな気持ちにするのはそんな小さなことからなのかもしれません。

とにかく私はみんなのおかげで
とーっても幸せもんです。


ありがとう!








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