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Tableauグラフの裏側を覗く‼️データの真実を明かす方法 【データの表示】

こんにちは、あるいはこんばんは
麦藁まる緒です👒
寒い日が続きますが皆様暖かくお過ごしでしょうか。

まだまだDATA Saberに挑戦中で、設問問題をなんとか6/10クリアしました。。。。と奮闘中ではございますが、今回も自分が知って「おぉ!」と思ったTableauのTipsをご紹介いたします。


Tableauでグラフや表を作ったあと、そのグラフや表の詳細を知るためや、思惑通りの計算になっているかを確認するために、元となったデータを参照したいな。。。。と思われたことありませんか。

そんなときにTableauではグラフや表の元データを表示することができる機能があります。その方法をご紹介いたします。🧐


ビジュアルの背後にあるデータの確認

Tableauの「データの表示」機能は、データの詳細な確認が必要な場合に非常に便利です。以下に、この機能が有益になる具体的なケースとその例をいくつかご説明します。

具体的なケースとその例

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1,データの正確性を検証したいとき

  • ビジュアル化されたデータが正確であることを確認した場合に役立ちます。

  • フィルタや計算が意図した通りに動作してるかを検証するために、元の行レベルのデータを直接確認できます。

    例:
    売上の集計値が正しいか、特定の製品カテゴリや地域ごとの詳細な売上データをチェック。

2,データの異常や不整合を特定したいとき

  • データに欠損値や誤った値が含まれているかを調査できます。

  • 例えば、フィルタリング後に期待しない結果が表示された場合、元データを直接見ることで原因を特定しやすくなります。

    例:
    「総売上が急に0(ゼロ)になった」ときに、元データに不正なエントリや欠損値がないかを確認。

3,特定のデータポイントの詳細を知りたいとき

  •  ビジュアル化されたデータポイントの背後にある具体的な値が無いかを深掘りできます。

    例:
    散布図や棒グラフの特定のポイントをクリックして、詳細な売上や顧客情報を確認。

4,エクスポートして他のツールで分析したいとき

  • 「データの表示」機能を使って生データをエクスポートし、Excelや他の分析ツールでさらに深い分析を行うことができます。

    例:
    グループ単位の売上データをCSV形式でエクスポートし、Excelでピポットテーブルを作成して別の角度から分析。

5,他部門やチームとのコミュニケーションに活用

  • ビジュアル化されたデータだけでなく、元データも提供することで、透明性を確保し、他部門やチームが再確認できるようになります。

    例:
    経理層へのレポート作成時に、「この結果の元データはこちらです」と提示する。

6,ダッシュボードを開発・デバックしているとき

  • ダッシュボードやレポート作成中に、データソースが正しく連携しているか、計算フィールドが意図した通りに動作しているかをチェックするために利用します。

    例:
    カスタム計算フィールドを使った際に、計算結果が正しいか確認する。

    ==========================

Tableauの「データの表示」機能は単なる視覚化ツールとしてだけでなく、データの透明性と信頼性を高め、データの正確性と詳細な分析をサポートする重要な機能として利用できます。
このようなケースや具体例を知っておくと、日常のデータ分析業務における活用が一層効果的になります。
私自身、計算式に自信がないので、「6,ダッシュボードを開発?デバックしているとき」に記載しました "計算フィールドが意図した通りに動作しているかのチェック” に使っています😅


では、データのバックグラウンドにある詳細な情報を確認する具体的な手順をご説明いたします。

1,データの表示方法

【操作方法】
1) 確認したい対象の棒グラフを選択
2) 右クリックしメニューから「データの表示」または                                 
ツールヒントから表示される右上の「データの表示」マークを選択
3)「データの表示」から全データを選択し元データを確認                          


例で作成しました上図では、売上合計が0〜49999円の顧客は54人という結果が出ました。その54人の売上の詳細はどうなんだろう?と思い、データ(顧客ごとの売上と合計データが表示)を確認する方法を知った時は、驚きとともに非常に役立つ内容だと感心しました😊
そして、この表示されたデータは、データの詳細分析やデータの整合性確認において非常に重要 且つ 必要な元データに迅速にアクセスし、視覚的なデータ分析をサポートをすることができるとも思いました✨


上では「データの表示」方法をご紹介しましたが、表示後にデータをダウンロードするなどいくつか機能がございますので、すぐに役立つ便利そうな機能を抜粋してご紹介いたします。

2,「データの表示」で表示されたデータをカスタマイズ

2−1,フィールドに表示された列を移動

【操作方法】
1 つ以上のフィールド列を選択し、ウィンドウの上部にある
[右矢印] または [左矢印] をクリックします。
または、ドロップダウン メニューをクリックし、
[右に移動] と [左に移動] を選択します。


2−2,フィールドに表示されたデータの並び替え

【操作方法】
列の上部にカーソルを合わせると、[並べ替え] ボタンが表示されます。
[並べ替え] ボタンをクリックして、並べ替えを変更します。
または、ドロップダウン メニューをクリックし、
[昇順に並べ替え] または [降順に並べ替え] を選択します。


2−3,フィールドの削除

【操作手順】
フィールド列を選択し、ドロップダウン メニューをクリックし、 [削除] を選択します。
または、[フィールドを表示] をクリックし、
フィールドのチェックボックスをオフにして列を削除します。


2−4,表示される最大行数を変更

デフォルトでは [データの表示] ウィンドウに、Tableau Desktop では最初の 10,000 行までのデータが表示され、Tableau Cloud および Tableau Server では最初の 200 行までのデータが表示されます。

[データの表示] ウィンドウに表示される最大行数は、増やしたり減らしたりすることができます。この設定は、[ダウンロード] ボタンをクリックしたときにエクスポートされる行数には影響しません。

【操作手順】
[行数] フィールドをクリックして編集します。
矢印ボタンをクリックするか、キーボードの Enter キーを押して、変更を適用します。


2−5,フィールドの表示、非表示

【操作方法】
[フィールドを表示] をクリックし、フィールド名のチェックボックスをオンまたはオフにします。
すべてのフィールドを表示するには、[(すべて)] を選択します。
チェックで追加されたフィールドは、現在表示されているフィールドの右側に追加されます。


2−6,別名の表示、非表示

【操作方法】
[設定] ボタンをクリック、すべてのフィールド名の [別名を表示] をクリックし、
表示または非表示にします。


2−7,データのダウンロード

※Tableau Publicではこの機能は使用できません。

【操作方法】
選択したタブのすべてのデータをエクスポートするには、
[ダウンロード] ボタンをクリックします。

データは、[データの表示] ウィンドウの現在の設定を使用して CSV ファイルにエクスポートされます。[データの表示] ウィンドウに現在表示されている行数に制限されるわけではありません。
また、Null 値は空の文字列としてダウンロードされます。

2−8,データのコピー

[データの表示] ウィンドウからデータの一部をコピーして、スプレッドシートやその他の Tableau ワークブックで使用できます。
また、Null 値は空の文字列としてコピーされます。

【操作方法】
目的のセルを選択し、Ctrl + C [Windows] または Command + C [Mac] を押してから、
データをスプレッドシート、別の Tableau ワークブック、
または選択した別の宛先に貼り付けます。


注意点

  • [データの表示] ウィンドウに表示されるデータは、開いた場所のコンテキストによって異なり(※1)ます。

  • カスタマイズした内容は、[データの表示] ウィンドウを閉じるまで保持されます。

  • [データの表示] ウィンドウを閉じると、カスタマイズした内容がすべて破棄されます。

  • カスタマイズされた並べ替えの結果は、ダウンロードされたデータには含まれません。

  • コピー先は、実際には、テキストを貼り付けることができるすべての場所に使用できます。

(※1)詳細につきましては、このページ[データの表示] ウィンドウを開くことができる場所をご参照ください。


いかがでしたでしょうか?
Tableauの「データの表示」機能は、視覚化されたデータの背後にある真実や詳細を明らかにするための強力なツールです。この機能を活用することで、データの正確性や一貫性を確認し、エラーや異常値を特定し、詳細なデータ分析をサポートすることが可能になります。さらに、データのエクスポートや他のツールとの連携、他部門やチームとのスムーズなコミュニケーションにも役立ちます。

さらに、「データの表示」ウィンドウで表示されたデータをカスタマイズすることで、より効率的にデータを扱うことができます。フィールドの表示順や並び替え、データのエクスポート・コピーなどの機能を利用して、必要なデータへのアクセスや操作がスムーズに行えます。

このように、Tableauの「データの表示」機能を活用することで、日常のデータ分析業務が一層効果的になります。データの透明性と信頼性を確保し、深い洞察を得るための重要な手段として、ぜひ取り入れてみてください。📊



Tableauでグラフや表示の裏側にあるデータの詳細を確認し、データの真実を明かす方法をご紹介できたのではないかと思っております。


知っていると便利な簡単Tipsのご紹介でした!
皆様のお役に立てたなら幸いです♥︎


利用データ:サンプルスーパーストア.xlsx
記事執筆に参考した記事:参照元データの表示


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