令和6年にツイン・ピークスを観る奴 その3(セカンドシーズン8~10章)
忙しさや別の用事にかまけて全然続きを観ていなかったんですが連休最終日に三話一気に見ました。
進展しているように見えて謎が謎を読んでいるしよく分からないことが多すぎるというのと、日が開いてしまったせいで複雑な人間関係がより分からなくなってきている有様。
とりあえずは思ったことから箇条書き。
しかしセカンドシーズンとディスクにはここから書かれていたけど、当時7話のあのラストでしばらく視聴者は置いてけぼりを喰らっていたのだろうか……。
8話
老齢の従業員とのやり取りダル過ぎて「なんやねんこれ……」「クビにせぇ!!」と思ってしまったんだけど、その後に謎の男(以降クーパーの口からは『巨人』という呼称で呼ばれる)が出てきたからあの従業員は巨人の現世の仮の姿とかそういう?でもその後も夢の中で普通に出てくるし何なんだろう……
この辺りから今まで他人を自由に操ったり躱してきてここまで来たオードリーだけどここに来てかなりピンチになっている やはり彼女と言えど親にバレたらそりゃまずいか……
クーパーは小指に指輪をはめていたのを奪われた?みたいだけどあの指輪は特別なものなのだろうか
ドナパパが一夜で仕事させられまくったの本当にかわいそう
ドナがサングラスかけて煙草吸いながら保安官事務所やってきたの、10話まで見ても全然意味分からんのだけどどういうこと
9話
丸太おばさんとボビー父の会話、成立するの……?と思っていたらまさかの核心的な『メッセージ』をクーパーに送るポジションになるとは……
アンディまさかの托卵されるところだったのびっくりしたしかわいそう
マディがずっと居心地悪そうにしてるの可哀想ってなるんだけど、マディがローラとそっくりすぎるのがずっと気になってるしいつ豹変してもおかしくないのでずっと身構えている
白髪おじさん=ロバート(ボブ)の幻が見える人間には何か共通点があるのかな……
それがフクロウとは思わんよ
わりとアルバート、クーパーに対してはツンデレキャラなのか……?朝食の時はちょっとデレていたような気もした……
実際ツインピークスの町は本当に田舎だと見下してそうちょろっとクーパーの元相棒?とかの話もあったけど今後関わってくるんだろうか
10話
もし意図的に托卵するつもりだったのならマジかよルーシー最低だなとなるんだけど、本命(ディック)が輪をかけて本当にクソクソアンドクソで笑ってしまった にこやかにしてるのに全然人柄の良さを感じないというかずっとキショ胡散臭いし発言がいちいち不誠実なキャラクターなのが分かるって、すごい演技だな……
ツインピークスの中で腹ボテなんて単語聞くことになるとは思わんかったよ
オードリーがとうとう捕まってしまったけど、ホーン氏は身代金もケチって結構あっさり娘を見捨てそう……と思ってしまっている
ジェームズってやっぱりマディを通してローラを追いかけ続けているのかな……
皆後ろめたいことがありすぎる
話を見るにつれて、登場人物同士がずっと誰かを欺いて誰かに欺かれて……みたいなことが繰り返されているなとひしひしと感じる。
それは今回のローラの事件より前からも続いていたけど、今回の事件をきっかけに化けの皮が剥げれていくように顕わになっているのだろうと思う。
10話でドナがハロルド・スミス氏の育てた蘭をお墓にお供えしに行ったときに、ローラへの嫉妬のような羨望のような感情をぶつけるのが個人的に象徴的だったなと……
ドナはハロルド氏と会ったことを普通にローラの手掛かりになればいいと思って会ってみたと言えばジェームズに変な誤解を与えずこじれることもなかっただろうし、ジェームズは本当にドナを愛してるならマディとキスなんてすななどと視聴者は軽々と言えるけど、このディスクの階のツインピークスの面々は皆もう人間関係が修復不可能なところまでこじれている感じがひしひしとした……
お互い愛してる気持ちが全くないわけじゃないだろうなと思うのに、後ろめたいことがそれぞれあり過ぎてそれがひと悶着もふた悶着も起こして事件が結果的に複雑になっているな……と強く感じた回でした
Rusty Lakeと重なるところ
『巨人』の離し方が、Mr.クロウにちょっと似てるなと感じた。抑揚のないねっとりした喋り方と言えばいいのだろうか?常識というか常世から外れた存在がこちらに語り掛けてきていると考えればそこは同じだから、もしかしたら『巨人』もまたRusty Lakeのキャラクターのモデルの一人なのかもしれない。
また、アルバートとかロバート(=ボブ)とかちょいちょい気になる名前が出てきている。これもまた元ネタのようなものなのだろうか?こればっかりは推測の域を出ないけども……
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