継子育てが難しい理由
”継子育てが難しい”
”継子のしつけは、どうしたらいいの?”
”継子のことを好きになれない”
”継子のことが嫌い”
こんなご相談を良く頂きます。
私もかつて初婚で継母でしたので、継親さんの気持ちは、
すごーく、すごーく、わかります!
けれど、継子のことが扱いづらいからといって、何もせずにいられない生活が、現在進行形で目の前にある継親さんにとっては、逃げ場がない状況になるんですよね。
それでは、どうして、継子の事が扱いづらいのか・・・
それは・・・・
”責任を伴う他人の子ども”
だからです。
継子は、かつて、愛する現在のパートナーが、自分ではない別のパートナー(元妻や元夫)と”愛しあって”できた子どもです。
浮気とは違う、本気の愛で、繋がって、その結果、授かったのが継子。
たった、それだけの事実ではありますが、深く考え過ぎてしまうと、
夜の営みの最中に「こうやって継子が生まれたんだ・・・」
と、急に冷めてしまったり。
または、継子を通して、元パートナーの面影を探ってしまったり。
更には、実親に甘える継子を見て、嫉妬をしてしまったり。
と・・・自分の感情が、負のループにハマってしまいます。
さらには、そんな負の感情を持つ、自分自身が嫌いになってしまい、
本当は、こんな自分じゃなかったのに
どうしてこんなに悪い感情を抱くのか、分からなくなったりもします。
あげくの果てに
”継子を愛せない自分は悪人なんだ”
と自分を責めたりもしてしまう方もいます。
ですが、こういった感情は、当たり前のことで、自分を責めたりはしなくて良いです。
けれど、継子を愛せなくても、継子のお世話をしなければいけない場面も多々ありますよね。
そんな時、どうしたら良いのか?
一番は、”気にしない力”を身に着けること。
そして、どす黒い感情が、湧いて出てきてしまった時には、
”気分転換”を心がけることです。
人は、どうしてもネガティブな感情を抱くと、その理由を探りたくなります。
そして、その原因を誰かのせいにすることで、一瞬は、気が楽になると思いがちですが、実は、そうではなく、”誰かのせい”にしたところで、何も変わることはなく、ネガティブな感情もそのまま。
”誰かのせい”にした自分自身をさらに”悪人”だと思ってしまい、
永遠に負のループから抜け出せなくなります。
実は、私も、この負ループにハマってしまい、自分自身が嫌いになった時もありました。
けれど、その後、
”自分の感情は自分で決めていた”
”自分の感情は自分で決めていいんだ”
と気づいた後、とても気が楽になりました。
もちろん、日々の生活の中では、大変なことが、たくさんあります。
ですが、自分の感情ひとつで、どうにかなることもあるんですよね。
また人間は、理性もあるので、「ライオンの子殺し」や
「ヒグマの子殺し」のように以前のパートナーの子どもを殺めるということは稀です。
たまに哀しい事件もありますが・・・。
けれど、大半の継親さんは、人としての理性もあり、
血縁がなくても、愛するパートナーの子どもということだけで、
継子育てを頑張っています。
私は、そんな継親さんの気持ちが楽に
そして楽しみを増やせるようカウンセリングをしています。
そして、現在進行形で、シングルではありますが、
パートナーも居て、自分の子どもたちへ対する思い、
パートナーが子どもたちにしてくれることには、とても感謝しています。
ステップファミリーは、どの立場も大変な時がありますが、
どのような未来を考えているかによって、
どうしたら良いのかの方向性が変わります。
そんなこともカウンセリングを通じて、お話をすることが多いです。
ステップファミリーの生活に疲れたり、どうしたら良いか迷った時には、
カウンセリングで、お役に立てたら嬉しいです。
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