小さい自分を抱きしめた夢

めっちゃ疲れてた翌日の夜。ヤクルト1000を飲んで寝ました。前日に酷い金縛りにあった(また書くわ)ので、今日こそは安眠させてくれよ〜って感じで。

映像がはっきりしてきた。

ここは小学校の教室のようだ。前や隣には当時の同級生の姿。ガヤガヤと賑やかな教室。とっても懐かしい。
グループワークのようだった。机の近い人たちとワイワイ話していた。
席を変わる様子があって、みんな立って移動した。すると私が、
「まなちゃん(本名)あのイスじゃないといやだ!」
と駄々こね出した。
何をこだわっているのか、なんだかそのイスじゃないと嫌な気分だった。
まなちゃんその机とイスが良い!そしてしまいには、周りのみんなから物を投げられた。ケシカスや、給食時間に出たうどんのワカメ。(なんでぇ?)
次第に私は、なんだか泣きそうな気分になった。自分が変なことにこだわっているからだと、分かってはいたんだ。でもそれで良いと思っていた。自分も物を投げ返した。給食の食器、言葉。投げ返して反抗した。

とっても子どもみたいだ。

何人かは、私のことを擁護してくれた。でもその厚意を無碍に扱うかのように、私は反抗的だった。信じれるものか、って感じだったんだろう。
そして我儘を突き通し、こだわっていたイスに座った。

すると、椅子が動き始めた。
気がつくと私は現在の姿だった。大人が、小さな子どもの椅子に座っている状態。そのまま椅子は動き続け、教室を出て、別の部屋へと移動した。
やってきた部屋は、幼稚園の教室だった。
クラスのみんな、見覚えがある。先生の言うことをよく聞いて、元気なお返事。

後ろから泣きながら誰か近づいてきた。
それは3、4歳くらいで赤いズボンを履いた女の子。
その子は______小さい頃のまなちゃん自身だった。

泣きながら近づいてきた。なんで泣いているのかは分からなかった。この席は自分のものと言いたいのか、さっきみんなに物を投げられたりしたのが悲しかったのか。何かが寂しいのか。
私は泣いている小さな自分に、「どうしたの?」と声をかけた。でも、泣き止まないし、何も話さなかった。
なんだか、寂しさというか悲しさというか、どうしてか分からないけど、こっちまで泣いてしまいそうだった。
小さい自分の胸元には、名札がついていた。そこにはクラスと名前と、あと将来の夢?らしきもの。

「おっきくなる」と書いてあった。

小さい頃の自分を、私は咄嗟に抱きしめた。言葉も出なかった。一緒に泣いた。大人の姿の私は、小さい頃の自分がとっても小さく感じてもっと泣いた。体はとってもおっきくなったよ、でも多分、心が子どものままで、大人になれてないからこんなに悲しいんだな。この椅子はこの子のものだし、大人になった私が、この小さい自分の代わりに我儘を通しちゃだめなんだな。
この椅子はこの子に譲ろう。
そこで、ふと目が覚めた。

目覚ましはまだ鳴らない時間。
目が覚めてしまった。夢のことははっきり覚えている。小さい頃の自分を抱きしめた夢。
なんだか悲しくなって、寝起きなのに涙が止まらなくなった。
小さい自分が泣いていた理由は、はっきりとは分からないけど、悲しい気持ちだったのはわかる。

おっきくなったよ。
少しだけ、大人になれた気がした。


---------------------------あとがき-------------------------------ヤクルト1000はすごいかもしれない。

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